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2024春を走る・10

【2024春を走る・10】恒例のGW菅平合宿(長野県上田市)は無事に終了しました。この時期の菅平高原は、気温が下がる日も多く、午前中の気温が10度以下の日もありました……。

今回の合宿は、マラソン後の調子などを確認することが最大の目的だったので、質も量も落とした内容でした。また、6月からは、パリパラに向けた本格的な走り込みを実施していくので、その準備をするような意味合いもありました。

幸い、主力選手たちの状態は問題なく、6月からは計画どおりの走り込みにシフトしていけそうです……。

さて、パラリンピックの開催はオリンピックの後になるので、開催期間は8月後半から9月前半の日程になります。そして、パラマラソンは、パリ大会も最終日に実施されることが決定しているので、それに向けた走り込みは、6月から8月になります。

したがって、最も暑い季節に最もたくさん走り込むことになるので、身体への負担が大きくなるのは言うまでもありません。もちろん、菅平高原など比較的涼しい場所での走り込みをメインにしていきますが、最終的には暑い中でもしっかりと走れる身体に仕上げていくことが不可欠になります。

また、冬のマラソンと違って、本番直前に練習を落としたからと言っても、簡単に疲労が抜けていくとは限らないのが、夏マラソンの最も難しいところです。もちろん、マラソンに向けた走り込みができていないと、本番でも走れないのは冬マラソンと同じです。

同時に、冬マラソンによくある「成功するための王道」のようなトレーニング方法は、夏マラソンには見当たらず、常に手探り状態のも確かです。まさに「過去の経験とカン」に頼る部分が多いのも「夏マラソン」とも言えるでしょうか。

そんな中、ひとつ言えるのは、トレーニングの量も質も冬マラソンのように追い込み過ぎると、最後は疲労を抜いていくのが困難な状況に追い込まれるリスクが高くなるのも夏マラソンの特徴です。

と、言いながら逆に落とし過ぎると、本番に勝負ができなくなるのは冬マラソンと同じなので、とても矛盾したバランスを保ちながら走り込んでいくことになります。

このようにパリパラに向け、いよいよ「難解なパズル」を組み合わせていく作業に挑む時期に入っていきます……。

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