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マラソン

大阪国際女子マラソン

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【大阪国際女子マラソン】先日の大阪国際女子マラソンは絶好のマラソン日和となりました。結果は、ガメラ選手が2時間22分9秒の好タイムで圧勝。また、日本選手では重友選手が後半も粘り抜いて復活の3位と、見どころの多い大会となりました。

私が直接コーチする選手(市民ランナー)も2名参加しました。ともに設定タイムどおりの落ち着いた走りで無事にゴールしました。実は、今回参加した2選手とも自己ベスト記録は、2時間49分台と実力者です。しかし、ともにこの1年間は不調に苦しみました。

特に、昨年11月のマラソンでは揃って3時間10分オーバーと不振を極めましたが、気持ちを切り替えて走り込み、今回の大会に挑みました。

当日はともに、目標タイムを「サブスリー」に設定し、「はじめてサブスリーを達成したときのような気持ちでゴールしてほしい」と、祈る気持ちで送り出しました。そして、途中で何度か応援した後、ゴールの競技場に戻って2選手を待つことにしました。

毎度のことですが、選手を待つ気持ちは様々な思いが交錯し、何とも言えない気持ちになります。今回もゴールタイマーが、2時間58分を経過し、「やはり潰れたか」と諦めかけたとき、2選手は競技場に帰ってきました。

最後の力を振り絞り、Y選手が「2時間59分25秒」、K選手が「2時間59分45秒」と、目標タイムどおりにゴール!

2選手とも私が直接コーチするようになって10年以上になります。この間、Y選手が初めてサブスリーを達成したのは2006年11月、K選手が2004年1月。今回の記録を含めてY選手が11回目、K選手が16回目のサブスリー達成となります。

同時に、2選手にとって今回の記録は「サブスリー以内ワースト記録」になりますが、再び上昇するきっかけをつかんでくれたに違いありません。

常に自己記録更新を狙っていくことは難しいことですが、ある一定の記録(走力)を長期にわたって維持していくことはもっと難しいことです。今回の大阪国際女子マラソンに出場した女性市民ランナーたちの中には毎年出場し、安定した走りを披露している方も多く、これからもこの大会を走り続けてほしいと心から願っております…。

最終調整

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【最終調整】1月25日の日曜日は、大阪国際女子マラソンをはじめ全国各地において多くのマラソン大会が開催されます。また、その翌週は伝統の別大マラソンも開催されます。あらためて、本格的なマラソンシーズンに突入です。

同時に、この時期の調整は雪や冷雨による体調への影響が大きく、春や夏のように雨中を予定どおりに走ることが難しい天候が多々あります。そのため、悪天候下で無理に走ることで、逆に体調を崩して取り返しのつかないことになってしまうケースも見受けます。本当に判断の難しい季節です。

一方で過去に、マラソン1週間前に風邪をひき、3日間程度寝込んでしまった選手もいましたが、逆にそれが良い休養となりマラソンでは大幅な自己記録を達成した方もいました。このように、不幸にして体調を崩してしまった場合でも最後まで絶対にあきらめない気持ちも大切です。

また、最終調整の段階で、「調子があがらない」、「走り込みが不足していた」等、あきらかに目標タイムを狙えそうにないと、自覚できている場合は深追いせず次のマラソンに向けた決断が必要です。具体的には次のようになります。

◆決断1).目標タイムを下方修正し、最初からペースを落として走る。◆決断2).途中リタイヤ(DNF)の可能性があるなら最初から棄権(DNS)する。◆決断3).棄権(DNS)を決断し、同じマラソンを走る仲間がいる場合は、仲間のサポートに徹する。

今更ながら目標のマラソンに調子を合わせていくのは、オリンピック選手でも至難の業です。同時に、それに向けた走り込み等に費やした時間や手間は膨大です。だからこそ直前の調整では不安と自信が交錯し、逆に誤った判断をするランナーが多くなるのです…。

あらためて、「休養第一」の調整に徹してほしいと願っております。

意識改革

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【意識改革】長かった正月休みも明け、予定どおりの走り込みを積めた方、そうでもなかった方、状況は様々かと思いますが、いよいよ今年最初のマラソンシーズンに入っていきます。

同時に、この季節は1年間で最も体調管理が難しい時期でもあります。故障や怪我はもちろんですが、「風邪に注意」です。どうか日々の体調管理はこれまで以上に注意してほしいと思います。

さて、先日の1月10日(土)から1月12日(月)の3連休を活用し、日本盲人マラソン協会主催の強化合宿をいつもの千葉県富津市富津公園において実施しました。そして、毎年この時期の合宿は、マラソンを目指した走り込みとなります。

内容的には40k走をメインにどの選手も精力的に走り込んでいましたが、なかには1日の走行距離が「70k」を超える選手もいました。もちろん単に多く走ったから走力がアップするとは限りませんが、自ら積極的に走り込んでいく気持ちと行動は大切です。

強化合宿の大きな目的のひとつである個々の「意識改革」がようやく定着してきたと感じます。そして、更に「マラソンで結果を残したい」、「日本代表になりたい」と言った強い気持ちも全面に出てきました。

今年は、4月のロンドンマラソンでIPC世界陸上競技選手権大会のマラソン部門も同時開催されます。どの選手が日本代表に選出されるかは間もなく決定しますが、来年はいよいよパラリンピックも開催されます。

どの選手にも平等にチャンスがあり、どの選手も積極的に狙ってほしいと願っております。

引き続き、皆様方の絶大なるご声援をよろしくお願いします!

2015年マラソンシーズン

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【2015年マラソンシーズン】正月恒例の駅伝観戦も終わり、いよいよマラソンシーズンの後半戦に突入しますが、年末年始は予定どおりの走り込みができたでしょうか?

中にはインフルエンザや風邪で寝込んでしまった方もいたかもしれません。しかし、大切なことは走り込みができなかったことを悔やむより、まずは体調を万全に戻し、これからできることを確実に実行していくことです。

特に、これから概ね3月までのマラソンシーズン後半戦については、焦って自滅してしまうランナーを毎年多く目にします。中でも諸事情により、年末年始に予定どおりの走り込みをできなかったランナーが、慌てて距離走を実施して怪我や故障をしてしまうケースです。

この場合、単に距離を走るだけでなく、意外とスピードも求めてしまうパターンが多く、最初から目標のマラソンペースで走りだしているランナーは多いと感じます。その結果、途中で大きく失速したり、最後まで走りきれないケースも多く、肉体面だけでなく精神的なダメージまで受けてしまうランナーも少なくありません。

では、年末年始をうまく走り込めなかった場合、どのように立て直せばよいのでしょうか?

もちろん、特効薬のようなトレーニング方法やトレーニングパターンがあるなら誰も苦労しませんが、残念ながらそのような方法は存在しません。一方で、年末年始を休んだため、良い意味で疲労が抜けてマラソンの自己記録につながったケースもありますが、計画的と言うより、単なる偶然の場合が多いように感じます。(再現性が低い)

そこで、年末年始後から走り込みを開始する場合の注意点をいくつかあげてみます。(私の経験上)

◆注意点1).最初の距離走や時間走は、ペースを落として予定の距離や時間を確実に走りきる。(体力・気力の確認)◆注意点2).ペースを落とした距離走や時間走を少なくとも2回連続で実施する。(肉体的なゆとり)◆注意点3).「記録第一」のイメージから「まずは完走」に頭を切り替え、自分で自分自身を過度に追い込まないようにする。(精神的なゆとり)

遠まわしに「記録は狙えない」と、言っているようにも感じますが、それは違います。逆に焦って短期間で急激な走り込みやスピード強化を実施した結果、怪我や故障を繰り返す負の連鎖に陥ってしまうケースが多いからです。※特に、走歴1年目のランナーは注意!

今年も「ゆとり」をもって、「地道」に走り込んでいきましょう!

千秋楽

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【千秋楽】2014年も本日までです。今年もたくさんの方々と楽しく走ることができました。あらためて感謝申し上げます。

年明け4日(日)から富津合同マラソン練習会をスタートします。

新年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

※RUNWEBのHPを再アップしました!
http://2004runweb.jimdo.com/

年末年始

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【年末年始】今年も残り少なくなってきました。そして、今年も年末年始の慌ただしい季節到来です。ランナーの皆様方の多くは、年内のマラソンもひと段落ついてきたところではないでしょうか。同時に、次の目標が来年1月から2月あたりに集中していると思いますがいかがでしょうか。

毎年のことですが、この年末年始は忘年会やクリスマス、大掃除に正月、そして駅伝観戦…と、大きなイベントが目白押しです。ところが、来年1月から2月に開催されるマラソンを目標にしている皆様方にとっては、走り込みの最も重要な時期でもあります。

そして、これも毎年のことですが、この超多忙な年末年始をどのように走り込んでいくかは、来年1月以降のマラソンにとっては重要なカギであり、大きなポイントでもあります…。

もちろん誰もが頭では理解していることなのですが、簡単なことではありません。特に、11月末から12月中旬までのマラソンを走った方々の多くは少しゆっくりしたいと思い、年末年始がちょうど重なります。その結果、単に走り込めないだけでなく、暴飲暴食や不摂生も重なってしまうケースも珍しくありません。

あらためて、皆さんはいかがでしょうか?

かくいう私は、年末合宿(兼富津練習会)を千葉県富津市において毎年開催し、年末年始に少しでも多くの走り込みが実施できるようにしております。もちろん、そえぞれの予定もあり、私がコーチしている選手全員(市民ランナー)がしっかりと走り込みを実施できるとは限りません。

しかし、同じ仲間たちが走り込みを実施していることで、走り込みの実施が難しい仲間の気持ちも切らすことは防止できます。実は、この気持ちを切らさないことはとても重要で、年末年始の暴飲暴食や不摂生防止には効果的です。

そして、風邪に注意です。

◆年末年始注意点1).規則正し生活の実践(体調を維持)。◆年末年始注意点2).一日一汗の実践(可能な限り早朝)。◆年末年始注意点3).日々体重測定の実践(ベスト体重を維持)。

ゴボウ抜き!

2014-12-10

【ゴボウ抜き!】12月の第1日曜日は、国内最高峰のマラソン大会である福岡国際マラソン選手権大会が開催されます。今年も12月7日(日)に開催され、国内外から実力のあるランナーたちが福岡の街を駆け抜けました。

そして今年も、私がコーチする3名の選手(市民ランナー)も出走しました。結果は、2名が自己新記録でゴールし、1名は35k過ぎにリタイヤでした。もちろん、3選手とも夏からこの福岡を意識した走り込みを積み重ねてきました。今回の結果は、その成果をしっかりと発揮した内容でした。残念ながらリタイヤとなった選手についても練習どおりの内容でした…。

今回の福岡国際マラソンは曇り空で風もなく、絶好のコンディションでした。特に沿道から応援していて、2時間20分から2時間30分前後を目標にしているランナーたちの前半がやや速いと感じました。実は、自己新をマークした私の選手たちもその付近のグループで予定どおりのラップを刻んで行きましたが、いつもより順位が後ろのような気がしたからです。

ゴールの競技場で選手たちを待っていると、続々と選手たちが帰ってきました。毎回のことながら最後の最後まで力走する姿は心を打たれます。しかし、2時間20分以降にゴールしてくる選手たちは、やはり失速しているケースが多いと感じました。スタート時のコンディションが良かったので、記録を意識して前半を予定より速く通過した選手たちが多かったのかもしれません。

そんな中、2時間28分台の自己新記録でゴールしたH選手は、中間点を1時間14分台で通過し、後半もほぼイーブンペースで帰ってきました。特筆は、中間点を通過した後、H選手はそこから何と103名のランナーを抜き去ってのゴールでした。マラソンでゴボウ抜きとは言いませんが、まさにそんな感じの走りでした。

さて、市民ランナーの方々がよく前半を予定より速く通過していくことを「貯金」と言っています。しかし、実際はトレーニングに裏付けされた根拠がない限り、前半で必要以上に体力を消耗するので、逆に「借金」をしてしまうことになります。同時に、前半はゆとりを持って「抜かれっぱなし!」、後半はリズムに乗って「抜きっぱなし!」のレース展開が、市民ランナーの方々にとっては理想のレース展開と考えます。

と、言いながら周りの状況に影響されることなく自分自身の目標ラップを刻んでゴールを目指すには、やはり日々の走り込みが大切なのは言うまでもありません…。

ゴールは笑顔で!

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【ゴールは笑顔で!】早いもので、今年も残すところあと1ヶ月を切りました。同時に、マラソンシーズンに突入し、それぞれが目標の記録や成績を目指して熱い走りを展開していることと思いますが、いかがでしょうか。

かくいう私は、いつもゴールで選手たちを待っている側ですが、どの大会のどのゴールも感動的です。最後まで必死に駆け抜けてくるランナー、ゴール前から手を振りながら笑顔で走ってくるランナー、脚を引きずりながらやっとゴールするランナー等々、どのゴールもそれぞれの思いが伝わってきます。

そんな姿に沿道からは、たくさんの応援が自然に聞こえてきます。同時に、マラソンの応援は記録に関係なく目の前を一瞬で通り過ぎてしまうため、特に仲間の応援は必死になります。そのため、沿道ではチーム名入りの旗や選手名の入った横断幕を振りながら声をからして応援している姿は、逆にマラソンの風物詩でもあります。

もちろん、その応援を力にゴールしてくるランナーたちの表情も様々で、喜びもあり、涙もあります。しかし、マラソンのゴールは、やはり笑顔が一番似合います。ゴールしたランナーの中には、目標タイムから大きく遅れてしまった方、前日に風邪をひいてやっとゴールした方、様々だと思いますが、それでも笑顔でのゴールが似合います。

それぞれがそれぞれの思いでゴールしますが、沿道からたくさんの力を受けてゴールできたことに対する感謝の気持ちと、次のマラソンにつなげる意味でもやはり笑顔が必要です。

私の経験上の話しになりますが、毎年各地のマラソン大会へ帯同してゴールを見守っていると、面白いことに気が付いてきます。それは、どんな記録でゴールしても必ず笑顔を見せてくれるランナーは、その後も躍進していきます。反対にどんな記録に対しても納得できない表情しかできないランナーは、数年後には行き詰まっていくケースが多いと感じます…。

「ゴールは笑顔で!」

今週末は、伝統の福岡国際マラソンに帯同しますが、たくさんの笑顔に出会いたいと思います。

新しい挑戦!

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【新しい挑戦!】去る11月22日(土)から11月24日(月)までの3連休は天候にも恵まれ、全国各地でマラソン大会やランニングイベントが数多く開催されていました。かくいう私の3連休も、東京、茨木、大阪とランニング・イベント会場を転々としてきました。

22日の東京はトラックでの「5000m記録会」、23日の茨木は「つくばマラソン大会」。そして、24日の大阪は「駅伝大会」と、3日間で違う種目をそれぞれ経験する珍しい遠征となりました。

なかでも23日のつくばマラソン大会には、私の選手(市民ランナー)も多数出走しました。そして、それぞれが自己記録に挑戦し、最後まで粘り強い走りを見せてくれました。特に、今回は男子マラソンに22歳の若手選手(市民ランナー)が初マラソンに挑戦するなど、楽しみな大会でもありました。

さて、空前のマラソンブームが続いていますが、実は実業団や学生を見ても20代前半でマラソンに挑戦する選手は少なく、同様に市民ランナーでも20代ランナーは極端に少ないのが現状です。だからこそ、20代前半からマラソンに挑戦することは、いろいろな意味でチャンスが多いと考えます。

今回送り出した、22歳の選手(市民ランナー)もそんな期待と夢を持っての初マラソンでした。当日は快晴となりましたが、気温は高く、先頭集団も次々に失速していく厳しいコンディションでした。そんな厳しい状況の中、初マラソンとは思えない終始落ち着いて設定どおりのラップタイムを刻み、堂々の7位でゴールしました。

今の時代、20歳前後の若者が仕事をしながらマラソンに挑戦している姿は、ランニングブームと言いながらほとんど目にすることはありません。今回、見事に初マラソンを走りきった彼が、公務員ランナーである川内優輝選手のような気概を持ってこれからも躍進してほしいと願っております…。

第6回横浜国際女子マラソン大会

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【第6回横浜国際女子マラソン大会】11月16日(日)、第6回横浜国際女子マラソン大会が開催され、今年も多くの女性ランナーが華麗な走りを披露しました。この大会は1979年に東京でスタートした東京国際女子マラソン大会から継承された世界屈指の女子マラソン大会ですが、残念ながら今年で幕を下ろすことになりました。

私にとってもこの大会は、2002年東京国際女子マラソン大会からの縁であり、私が市民ランナーのコーチをさせて頂く切っ掛けとなった大切な大会でもあります。同時に、この大会を通じて市民ランナーを指導していくことの難しさと喜びを学びました。

最後の大会となった今回も、5名の選手(市民ランナー)を送り出すことができました。中でも14位でゴールした山口選手(AC・KITA)は日本人8位となり、日本陸上競技選手権大会女子マラソンも兼ねていたので、8位入賞の表彰を受けました。まさに有終の美を飾ることができました。

その山口選手も初マラソンは、この横浜国際女子マラソンの第2回大会でした。当時も自信を持って送り出しましたが、マラソンの洗礼をもろに受け、最後は歩くようにゴール。そのまま、医務室テントに運ばれたことも、今となっては良い思い出です…。

その時のゴールタイムは「3時間3分」でしたが、今回は「2時間42分33秒」と、このコースでの自己最高タイムでした。彼女にとってもこの大会は、マラソンのイロハを学んだ「マラソン学校」のような存在だったに違いありません。

来年以降も必ずどこかで開催してほしいのと、ここまで受け継いできた伝統を継承してほしいと切に願っております。

参加されたランナーの皆様、大会関係者の皆様、沿道から応援の皆様、ありがとうございました。

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