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ブラインドマラソン

夏の走り込み・7

【夏の走り込み・7】北海道北見市常呂町において実施した強化合宿も無事に終了しましたが、梅雨明け後の関東などでは猛暑日が連日続いています。しかし、昨日の常呂町は18度でした。また、合宿期間中も30度をこえるような日もほとんどなく、走り込むには絶好のコンディション下での強化合宿となりました。

今回の強化合宿は、今月26日に開催される北海道マラソン大会に向けた調整がメインとなりました。今年の北海道マラソン大会は、来年開催される東京パラリンピックの視覚障がいマラソン代表推薦選考大会に指定されています。

実は、この北海道マラソン大会の開催日と、来年の東京パラリンピックで実施される視覚障がいマラソンの競技日程(予定)が近いのです。そのため、夏のトレーニングや合宿を通じて単に暑さに強いとか弱いとかを見極めるより、この北海道マラソン大会での走りを見た方がより実戦的な適性を評価できることにもなります。

あらためて、夏のマラソンは秋や冬のマラソンと大きく違う点のひとつとして、「偶然がない」という点です。つまり、秋や冬のシーズン中のマラソンは、たまたま自分自身の調子などが良かったりすると、想定外の好記録が出たりするケースが多々あります。

しかし、暑い中でのマラソンは相応の準備を積んでこないと、目標どおりのタイムでレースを進めること自体が難しいと言えます。その理由はいうまでもなく、「暑い」からです。もちろん、8月から9月に開催されるマラソンに対する準備(走り込み)も急激に暑くなってくる5月前後から入るので、全ては暑さの中で完結していくことになります。

単に暑さを避け、涼しい場所で走り込んだとしても、最後は暑い東京で勝負するので、どのタイミングで暑さを避け、どのタイミングで暑さに戻ると良いのか?逆に、最初から最後まで暑い都内で完結させる方が良いのか?

科学的なサポートを受けたり、様々なデータを駆使しても、実は正解がありません。最後は個々の暑さに対する感覚と経験にゆだねるしかない面が大きな割合を占めていきます。幸いにも昨日の北海道北見市常呂町の気温は18度でした。しかし、選手個々の自宅のある関東から九州までの本日の気温は、36度前後と昨日の2倍です。

合宿終了後、1日にしてこの大きな気温差は身体にこたえます。しかし、これをひとつの経験として難なく取り込める選手が、来年の東京パラリンピック代表選手に選考される条件のひとつである点に違いありません。

夏の走り込み・6

【夏の走り込み・6】本日から北海道北見市常呂町において、強化合宿を実施します。もちろん、来年の東京パラに向けた様々な対策も重要な目的となります。特に、その中において最重要項目となるのは、言うまでもなく「暑熱対策」です。

7月の強化合宿においても暑熱対策を実施しましたが、記録的な低温が続く中だったので、そもそも給水を取る必要もないほどの快適なコンディションでした。本来なら「涼しくて走り易かった」と、喜ぶところですが、暑熱対策をテストするには逆に厳しいコンディションとなっていたのです。

また、来年の東京パラに向けた最後の夏となるにも関わらず、「暑くない夏では何もできない」と危惧もしていました。ところが、梅雨が明けると、今度は一気に猛暑に突入し、北海道内もかなり気温が高くなってきている様子です。

さて、昨日の早朝、都内のある河川敷において、日本陸連の競歩ナショナルチームが暑熱対策を実施したので、視察をさせていただきました。参加選手は男子50kと20kの日本トップ10の選手たちです。

内容は、早朝7時スタートで、50k選手と20k選手のグループ別にトレーニングメニューを実施する中で、様々なデータを採取しながら暑熱対策を実施していました。そのスタート時の天候は晴れ、気温30度、湿度80%と、絶好の暑熱対策日和となっていました。

具体的なトレーニング内容や暑熱対策については割愛しますが、どの選手も意欲的にトレーニングをこなし、テキパキとデータ採取や暑熱対策を実施していました。もちろん、既に暑熱対策のノウハウは蓄積しているので、裏方として各種対応にあたっているスタッフ陣も動きや指示に無駄が全くありません。

日本の競歩は、今や世界屈指の強豪国に上り詰めていますが、その理由も頷ける内容でした。そして、早朝の数時間でしたが、ブラインドマラソンにも活かせる様々なヒントを得ることもできました。

早速、本日からの強化合宿でも試していきます。

暑くなりますように…。

夏の走り込み・5

【夏の走り込み・5】先日の22日は、ホクレンディスタンス網走大会が開催されました。17日の北見大会同様、「視覚障がい男女5000m」を実施いただき、記録に挑戦しました。ところが、当日は前回の北見大会以上の強風が吹き荒れ、残念ながら記録を狙うには厳しいコンディションとなりました。

案の定、どの組もレース中盤以降は、強風の影響で失速していく選手が多く、厳しいレースが続いていました。もちろん、視覚障がい男女5000mのレースがスタートする時も強風がおさまることはありませんでした。

陸上競技は原則として屋外競技のため、今回のような強風や、暑さや寒さなど、当日の気象条件に記録が大きく左右されることが宿命となっております。また、陸上競技の特徴として、単に記録だけを競う競技ではなく、誰が勝ったか負けたかの勝負を競う競技でもあります。

そして、来年の東京五輪やパラリンピックでは、この誰が勝ったか負けたかの勝負がとても重要になる点は言うまでもありません。つまり、メダル獲得を達成するためには、記録以上に勝負が重要になります。

ところが、様々な場面で目にするトレーニング理論やノウハウは、ある記録を達成するための視点からが多く、勝負で勝つための視点に立った具体的なトレーニング理論やノウハウを目にすることは多くありません。

また、誰かに勝ったり負けたりする勝負を突き詰めていくと、肉体的な面や技術的な面より、相手との駆け引きなどを含む精神的な面の割合が大きくなっていくと感じます。つまり、トレーニングも質より量、効率より非効率な経験から身に付く「粘り強さ」などが重要な要素になっていくとも感じます。

今回、7月16日から24日までの日程で実施した強化合宿において、ホクレンディスタンスの5000mを2本、40k走を3本実施しました。もちろん、5000mは記録を狙いましたが、結果的にはとても厳しいコンディション下でのレースとなりました。

また、合宿前半では暑さに調子を崩す選手もいました。ところが、合宿後半に向かっていくほど疲労の蓄積と裏腹に、どの選手も「粘り強さ」を発揮できるようになっていきました。そして、最後の40k走は全選手がしっかりと最後まで走り切り、その「粘り強さ」を更に強化することができたました。

暑くて熱い夏はこれからです!

夏の走り込み・3

【夏の走り込み・3】7月中旬になってきましたが、天候不順な日々が続いております。先週の菅平合宿も肌寒く感じる天候が続いていました。そのため、長い距離を走り込むには絶好のコンディションとなり、どの選手たちも積極的に走り込んでいました。

具体的な実施内容としては、1週間で30kから40kの距離走を3回実施しました。コースは、起伏の激しいロードコースで2回、最もフラットなトラックで1回実施しました。設定タイムはそれぞれの選手毎に違いますが、かなりゆとりを持ったスピードになります。

マラソンに向けた走り込み期に実施する距離走やペース走の距離や設定タイムについては、正式な定義はありません。まさに個々の経験やノウハウが活かされる部分であり、個々の成功体験によって考え方やとらえ方も違ってくる部分です。

但し、確実に言えるのはマラソンに向けた最も重要なトレーニングは、「ペース走や距離走」である点です。これについては、疑う余地はありません。なぜなら、どんなにトラックのスピードを持っていようが、どんなにハーフマラソンが速かろうと、マラソンを走り切るスタミナ(持久力)が備わっていないと、マラソンを完走することすらできないからです。

ところが、どんな距離をどんなペースで走り込めば、どんな力がついていくかは、前述したように、個々によって違います。そのため、いろいろな方法論や成功体験談などがネット上で常に飛び交っているのは、既にご存知のとおりです。

もちろん、それら個々の情報について、どれが正しいか否かにつていのコメントをすることはできません。

さて、私が主宰している合宿や練習会などで実施している走り込みについては、概ね20k程度までの距離をペース走、それ以上の距離を距離走と呼んでいます。また、どんな設定タイムで走り込んでいくかにつての詳細は割愛しますが、ペース走は5kのタイムを基準にし、距離走はマラソンのタイムを基準にそれぞれの設定タイムを導いています。

来週から9日間の日程で、北海道北見市において強化合宿を実施します。40k走を3回実施予定ですが、コースや場所が大きく変わるので、設定タイムも微調整していきます。

どの選手もキッチリと走り込ませていきます。

夏の走り込み・2

【夏の走り込み・2】7月に入りました。本格的な夏の到来と思いきや、天候不順な日々が続いております。今週も長野県上田市菅平高原において強化合宿を実施しております。ここ菅平高原も例年と比較すると、涼しいというより寒いといった感じの気候が続いております。

もちろん、今回の強化合宿も夏の走り込みとなります。1週間の強化合宿期間の中で、起伏の激しいロードにおいて40k走などを実施していきます。目的は、いわゆる脚つくりですが、このコースの最後の坂は、ちょうど東京パラのマラソンコースに似ているので、一石二鳥にもなっております。

さて、夏のマラソンを目標にした夏の走り込みは、至極当選のことながら秋以降のマラソンシーズンに向けた走り込みとは違ってきます。特に、距離走の設定タイムが夏マラソン攻略の重要ポイントになると考えます。

詳細については記載できませんが、誰もが考える「ゆとり」が大切になります。また、仕上げの段階に入ったとき、距離を落として質を上げていきますが、このタイミングと質の上げ方にもポイントがあります。

この点の詳細についても記載できませんが、夏のマラソンを目指す調整段階において質を上げ過ぎていくと、逆に疲労が抜けなくなってしまうケースは意外と多く、ここのサジ加減も難しいところです。

また、多くのランナーは夏に調子のピークを合わせることは少ないので、そもそも1年間のピークを夏に合わせることはしません。この点はパラの選手も同様で、暑いのが好きとか嫌いとかでなく、とにかく夏にマラソンを走っていくことが重要になります。

既に数年前から8月の北海道マラソンに出場することで、夏のマラソンに向けた夏の走り込みのノウハウを蓄積してきました。今年の夏は最後のシュミレーションとなります。あまり頭ばかりで考えることなく、身体が暑さと仲良くしていけるようにしていきます。

連戦

【連戦】トラックレースはレースの距離が短いこともあり、週末毎に連戦となる選手が多くなります。特に、トラックでの1500mや5000mなどはマラソンと違い、「今日がダメでも来週もある」と考える選手が多いのは確かであり、意外とうまく流れをつかめることもあります。

また、連戦の場合、レースとレースの間をどのように調整していくかは重要で、どの選手も試行錯誤しながらレースに挑んでいます。思うような記録が出ない場合、何とか調子を上げようと、より高強度の刺激を実施する選手は意外と多く、結果的には更に不振を極めていく姿もよく見かけます。

一方、好調な選手の場合も、いつもと同じ調整にも関わらず、好調な故にペースが速くなり、結果としては次レースをうまく走れないケースもあったりします。もちろん、調整方法に絶対成功する法則は存在しないので、常に自分自身の気持ちと身体の状態を自分自身で正確につかんでいるか否かが、調整の重要なポイントになります。

先日の6月1日(土)から2日間の日程で、日本パラ陸上競技選手権大会が大阪で開催されました。もちろん、日本ブラインドマラソン協会の強化指定選手たちも多数参戦し、2週間前の東日本実業団陸上大会で好記録をマークした選手たちも走りました。

初日の5000mは、晴れて気温が高くなった影響もあり、東日本実業団陸上大会時のような記録ラッシュとはなりませんでした。特に、記録の期待をしていた選手ほど苦戦していた様子で、この間の調整で追い込み過ぎていた影響があったかもしれません。

2日目の1500mは、前日とは逆に小雨の中でのレースとなり、コンディションとしては上々でした。と、言いながら前日のレースを見る限り、更にスピードが要求される1500mでの好記録は期待できないと思っていました。

ところが、東日本実業団陸上大会の5000mで日本新記録をマークした全盲クラスの和田選手が、弱視クラスの選手にラストスパートで競り勝ち、自身の持つ日本記録を約3年ぶりに更新しました。

既に40才を過ぎた和田選手ですが、いまだに記録更新を続けており、それも世界トップクラスのハイレベルをキープしているのは驚異的です。もちろん、その裏付けとして、トレーニングの流れや調整方法は常に工夫しており、本当の意味で自分自身を知り尽くしていると言えます。

それは、来年の東京パラに向けても視界がひらけてきたとも言えそうです。

記録

【記録】先日の5月18日(土)から2日間の日程で東日本実業団陸上選手権大会が埼玉県熊谷市において開催されました。そして、今年も同大会において視覚障がい男女の1500mと5000mを実施していただきました。もちろん、WPA公認です。

まずは、視覚障がい種目実施にご尽力いただいた大会関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

さて、来年はいよいよ東京パラリンピックが開催されますが、日本代表に選考されるためにはWPAから指定された参加標準記録を突破することが必須です。また、単に参加標準記録突破だけでなく、種目ごとのWPA世界ランキング上位にランクされていないと選考されません。

詳細は割愛しますが、パラリンピック出場を目指す選手たちにとって、国内でWPA公認記録を狙える機会は圧倒的に少なく、今大会は数少ない貴重なチャンスとなります。

一方で、これから夏に向かっていく季節は、長距離種目にとっては気温も湿度も過酷を極めてくるコンディションとなっていきます。したがって、5月開催の同大会は、長距離種目にとっては記録を狙えるギリギリの季節とも言えます。

また、今回は大会側のご理解とご協力で、視覚障がい男子5000mのスタート時間を早朝9時00分に繰り上げていただいた結果、下記のような好記録ラッシュとなりました。同時に、T11男子5000mは和田選手と唐澤選手がWPA世界ランキングの1位と2位に躍進することにもなりました。(2019年5月19日現在)

この後、6月から本格的な夏の強化合宿を実施していきますが、更なる記録更新に向け、選手とともに精進していきます。

◆視覚障がい男子5000m結果
1位/堀越信司(T12)/15分33秒38(大会新)
2位/和田伸也(T11)/15分42秒88(大会新、T11アジア新、T11日本新、自己新)
3位/唐澤剣也(T11)/15分44秒28(大会新、T11アジア新、T11日本新、自己新)
4位/高井俊治(T13)/15分44秒29(大会新、T13アジア新、自己新)
5位/谷口真大(T11)/16分19秒90
6位/山下慎治(T12)/17分23秒38
7位/米岡 聡(T11)/17分48秒69(自己新)
8位/立木勇弥(T13)/18分45秒69

GW合宿

【GW合宿】5月1日から5日までの日程で、長野県菅平高原合宿を実施してきました。毎年のことですが、標高が千メートル以上なので、朝晩の冷え込みはまだまだ厳しい時期でもあります。と、言いながら今年も多くの実業団選手や学生選手たちも合宿を実施していました。

また、GW中は夏休み期間と違い、トラックが比較的空いているので、トレーニングはトラックメインで実施します。内容的にはペース走やインターバルと、至ってシンプルなトレーニングに終始しますが、それも毎年のことになります。

前述したとおり、菅平高原は標高千メートル以上の準高地であり、トラック以外は平地部分がほとんどありません。したがって、単にジョギングをしていても身体にはそれなりに負荷がかかります。

また、実業団選手たちのように長期滞在することはできませんが、短期滞在でも効果を期待できるとも言われているので、相応の時間とお金をかけて菅平高原まで足を運ぶ価値は十分にあります。

さて、実際にトレーニングを実施すると、準高地と言ってもその標高に順応できる人と難しい人が必ずいます。そのため、うまく順応できない人は、ゆっくり走るのも辛そうに見えます。

私の経験上の話しになりますが、準高地と言っても追い込み過ぎないトレーニング計画で、合宿参加者全員で確実に消化できる練習を実施した方が、合宿後のレース結果に結びついているのは間違いありません。

今年もこれから秋までの間、何度も菅平高原合宿を計画していますが、ゆとりあるトレーニング計画を忘れないようにしていきます。

<GW合宿(5月3日~5日)・トレーニング実績>
■3日午後/ペース走(16000m)。■4日早朝/各自ジョグ、4日午前/タイムトライアル(2000m+1000m+400m)、4日午後/100分クロカン走。■5日早朝/各自ジョグ、5日午前/インターバル(200m✕20本。)

平成最後のマラソン

【平成最後のマラソン】今年も4月28日にロンドンマラソンが開催されました。また、今年はWPAマラソン世界選手権(パラの)も同時開催していただき、来年の東京パラに向けた重要な大会となりました。

結果は、男子は堀越選手が銅メダルを獲得、女子は道下選手が見事に金メダルを獲得。

チームジャパンとすればメダル獲得が目標だったので、この点は目標を達成しました。一方、チーム内としては課題も多く、逆に厳しい内容でした。特に、調整期に入ってからのコンディショニングに課題が残り、早急に立て直していきます。

さて、男子の結果を見ると、メダルを獲得した3選手は4年前の同大会と全く同じ選手がそのまま同じ順位で上位を独占しました。金メダルはモロッコの選手、銀メダルはスペインの選手。そして、銅メダルが日本の堀越選手と、選手も順位も全く同じです。

記録は、モロッコの選手が4年前にマークした世界記録を10秒更新する「2時間21分23秒」の世界新記録で金メダル。銅メダルの堀越選手は4年前の記録を約2分更新する「2時間25分56秒」の自己新記録で銅メダル。

4年前と比較するとタイム差は縮まりましたが、まだひらきがあります。来年、東京パラリンピックの舞台では暑さを考慮しても、もう少しタイム差を縮めておく必要があります。まさにそこが課題になります。

女子は道下選手が金メダルを獲得しましたが、4年前は銅メダルでした。実は、その時の上位2選手は今大会に出場していません。つまり、最大のライバルとなる選手たちが欠場した中でのレースでした。

もちろん、金メダルは最高の結果ですが、記録的には4年前より悪く、今回出場しなかったライバルたちにプレッシャーを与えられたか否かについては、何とも言えません。来年の東京パラに向け、もう一度しっかりと走り込んでいきます。

さて、日本ブラインドマラソン協会として出場する平成のマラソン大会は今大会が最後となりましたが、令和にかわっても地道な強化を継続していきます。

調整・2

【調整・2】4月上旬は寒暖の差が大きかったのですが、中旬に入ってくると日中の気温は20度をこえるようになってきました。10k以下の短いロードレースやトラックでの記録会などを積極的に走るには、適した季節とも言えます。

また、トレーニングもスタミナ系からスピード系に軸が移っていきます。そして、スピードトレーニングの代名詞であるインターバルトレーニングを積極的に取り入れ、短い距離のレースに挑む方も多く見受ける季節でもあります。

ところが、スピードトレーニングをより多く取り入れた割には、記録が思うように出せない方も意外と多いのです。実は、マラソンの調整ではしっかりと練習量を落として疲労を抜いてからマラソンに挑んでいた方も、この時期の短い距離のレースになると、それがうまくできていないのです。

あらためて、マラソントレーニングの場合は長い距離を走り込んでいるので、調整段階で練習量を落として疲労を抜いていくことがそのまま走行距離を落とすことに直結します。つまり、調整方法もわかり易い面があります。

一方、トラックレースなどに向けたトレーニングは距離も多く走り込みません。インターバルトレーニングの場合、400mを10本走っても4k程度の走行距離にしかなりません。そのため、マラソンと比較すると、走行距離は圧倒的に少なくなります。

つまり、最後の調整もトラックレースなどの場合、距離を落とすことなくレースに挑むケースは珍しくありません。ところが、調整段階に実施する場合も含め、インターバルトレーニングなどは心拍数を上げて走る分、逆に強度は高くなります。

走行距離を落として調整するマラソンの場合、距離が目安になるので調整も比較的わかり易くなります。逆に、トラックレースなどの調整で実施するインターバルトレーニングは、強度が適しているか否かの判断をタイムに換算することが意外と難しく、トレックレースなどの調整の方が難しいのかもしれません。

トラックレースなどの短い距離のレースは、スタートからスピードを出して走るので、調整段階においても強度を落とし過ぎないように注意します。しかし、調整段階で高強度を保ち過ぎて、筋肉に相当なダメージを残したままレースに挑むことになり、逆に失速するケースは意外と多いのです。

そのサジ加減は、本当に難しい…。

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