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2022-01-13

冬を走る・2

【冬を走る・2】新型コロナ感染者数が急増してきました。至極当然のことですが、日々のトレーニングも各種感染対策を再徹底しながらになります。一方で、最も危惧していた大会の中止や延期の話が再び聞こえてきまました。もちろん、感染拡大防止策としては、効果的であることは理解していますが……。他に良い対策はないのでしょうか……。

そんな不安定な状況になりつつありますが、現時点においては開催予定の各マラソン大会に向けた走り込みを継続しています。特に、1月末から2月中旬に開催されるマラソン大会に出場する選手にとっては、いよいよ最後の調整段階に入ってきています。

このブログでも何度か記載してきましたが、狙った大会で最高のパフォーマンスを発揮できるよう調整していく「ピーキング」が重要になります。マラソンだけでなく、全てのスポーツに共通するのが、大会(レース・試合)は日々の練習の積み重ねの集大成です。

同時に、競技として「勝つため(結果を残す)」に苦しい練習に耐えてきた選手も多いことでしょう。だからこそ、ピーキングが大切になりますが、このピーキングの中には様々な方法が含まれます。例えば、大会数日前から炭水化物を中心に摂取する「カーボローディング」も食事の調整方法として、ピーキングのひとつになります。

また、他にも練習の質をキープしながら量を落としていく「テーパリング」と呼ばれる調整方法があります。これは疲労を抜いて調子を上げていくことが目的になりますが、これもピーキングのひとつになります。

特に、この「テーパリング」が重要なのは、多くの選手が理解していることです。しかし、頭で理解していても、それを実践できるか否かは全く違うことでもあり、これも多くの選手が経験していることです。

テーパリングは、目標の大会からおおむね1ヶ月前あたりから開始していくのが一般的ですが、まずはその時点の調子を正確に把握できているか否かがポイントになります。また、逆にその時点から焦って走り込みを強化しても、走力が劇的に向上することは難しいと、理解していることも大切なポイントになります。

つまり、目標のマラソン大会のおおむね1ヶ月前時点の調子を自分自身で正確に把握することからテーパリング(最終調整)はスタートします。

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