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2023-03-17

2023春を走る・3

【2023春を走る・3】毎年のことながら寒暖の差が激しい時期です。また、寒い季節から暖かい季節へと移っていく方向なので、マラソンにとっては厳しいコンディションになっていきます。

また、この時期のマラソン大会で気温が20度をこえてくると、記録などのパフォーマンスにも影響が出てきます。また、多くの方は身体が暑さに慣れていないこともあるので、レース後のダメージも大きくなります。

特に、市民ランナーの皆様は、仕事を終えた夕方以降にトレーニングをしている方が多いので、なおさらと感じます。もちろん、大会当日の天候をコントロールすることはできませんが、天気予報などを細かくチェックし、暑さ対策も忘れないように……。

さて、先月の2月26日に開催された大阪マラソン大会で、東京パラ日本代表の和田伸也選手(T11クラス)が自身の持つ世界記録を更に更新する「2時間24分29秒」の新記録を打ち立てました。

全盲のランナーが、この記録でマラソンを駆け抜けること自体が驚異的と感じるのに、彼は現在45歳です。この年齢で2時間30分を突破し、更にその上の記録をも凌駕するとは、まさに鉄人です。

そして、その翌週に開催された東京マラソン大会においては、お笑い芸人の猫ひろしさんが、8年振りの自己記録更新となる「2時間27分2秒」で駆け抜けました。その猫さんも、和田選手と同じ45歳です。

もちろん私は、猫さんとは何の面識もありませんが、芸人と言うハードなお仕事をしながら、これまたハードトレーニングをストイックに継続していることは、あまりにも有名です。しかし、ここまで速くなるとは……、これまた鉄人です。

「継続は力なり」

誰もが知っており、誰もが信じている言葉です。しかし、和田選手も猫さんも「こんなハードなことは継続できない」と、誰もが思うことをたんたんと継続しています。特に、和田選手に関しては、そのハードトレーニングを合宿などで拝見していますが、最後は横にいるガイドランナーが潰れてしまう光景に何度も遭遇しました。

ハードワークを日課としている鉄人の2人は、これからも進化するに違いない……。

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