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2023-09-08

2023秋を走る・1

【2023秋を走る・1】厳しい残暑が続いておりますが、そろそろ本格的なマラソントレーニングに移行していく季節に入ってきました。千葉県富津市富津公園を拠点に実施している富津合同練習会においても、9月から秋のマラソンシーズンを意識した走り込みに入りました。

そして、今月の3日からその練習会をスタートしたのですが、午前9時の気温は32度に到達。そのため、当初予定していた距離を短縮して実施しましたが、それでもかなり過酷な練習会となりました。

さて、天気の長期予報を見ると、今年は9月以降も気温が30度をこえる日が続きそうな感じです。したがって、目標のマラソンに備えた距離走(長い距離を走る練習)は、安全面や健康面などから見てもリスクが高まります。

もちろん、炎天下での距離走は様々な危険が伴うので、無理な走り込みは回避する必要があります。一方、マラソンに必要なスタミナ(持久力)を養成するには、つまるところ長距離を走るか、長時間走る以外に効果的な方法は見当たらないと感じます(私の経験上)。

例として、40k走を悪コンディションのため、30kに短縮することはあっても、10kまで短くすることはほとんどありません。同様に、数ヶ月先のマラソンを目標にした場合、走り込み期の距離走を20k以下に抑えることもありません(完走を目標にしているランナーは別)。

また、1回の距離走を20k以下に抑えた走り込みで、一定レベル以上のパフォーマンスを維持しているマラソン選手を、私は見たことはありません(初マラソンは除く)。要は、競技の特性上、スタミナ養成はマラソン攻略の大きなカギを握っているのは確かで、やはり「長い距離を走る」か「長い時間を走る」かの二択がメインになるでしょうか。

このように考えると、このまま30度を超える気温が続くと、逆にマラソントレーニングの軸となる距離走(30k以上)にも悪影響を与える可能性は高くなるでしょう。すでに世の中は「温暖化対策」といわれて久しいですが、マラソントレーニングにも「温暖化対策」を盛り込んだ画期的なトレーニング方法(走らなくても良い方法など)が登場すれば良いのですが……。

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