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第63回別府大分毎日マラソン・上

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【第63回別府大分毎日マラソン・上】第63回別府大分毎日マラソンが、2月2日(日)に開催されました。伝統あるこの大会に、今回も私の選手(市民ランナー)も多数出場しました。また、日本盲人マラソン協会(JBMA)からも全盲ランナーである和田伸也選手と谷口真大選手が出場し、一般ランナーたちの胸をかりて快走しました。

さて、この大会は、2011年大会から参加標準記録を「3時間30分以内」に緩和したため、世界を目指すトップランナーから男女の市民ランナーまでの幅広いランナーたちが集う、名実ともに日本マラソン界を支える大会にリニューアルしました。

その後、参加人数も右肩上がりで増えており、今大会は過去最多の約3200名のランナーが参加しました。同時に、底辺拡大をはかったことで、一時期低迷気味だった同大会も再び活況を呈してきました。参考までに、過去5大会の2時間20分と2時間30分突破人数、そして、3時間突破人数を調べてみました。

◆2010年大会/2時間20分突破:22名、2時間30分突破:39名、3時間00分突破:470名(ゴール関門が3時間以内)。◆2011年大会/2時間20分突破:13名、2時間30分突破:40名、3時間00分突破:836名。◆2012年大会/2時間20分突破:22名、2時間30分突破:48名、3時間00分突破:815名。◆2013年大会/2時間20分突破:22名、2時間30分突破:44名、3時間00分突破:959名。◆2014年大会/2時間20分突破:26名、2時間30分突破:66名、3時間00分突破:997名。※女性ランナーは除く。

もちろん、大会当日のコンディションに記録は大きく左右されるので、単純に数字を比較できませんが、大会が盛況になってきていることは間違いありません。ところが、参加標準記録を「3時間30分以内」に緩和したと言っても市民ランナー的には、別大マラソンのハードルはかなり高い設定と言えます。しかし、その結果、先頭から後方ランナーたちまでが、本気で記録と向き合って激走している姿が多く、逆に大会を引き締めているようにも感じました。

前置きが長くなりましたが、私がコーチする選手たち(市民ランナー)も、この1年間、伝統の別大マラソンで快走することを目標に地道な走り込みを継続してきました。特に、2011年から新設された女子の部を目標に走り込む女性市民ランナーが多くなり、今回も7名の女性が挑戦しました。

そして何より、日本盲人マラソン協会(JBMA)から全盲ランナーの和田伸也選手と谷口真大選手が初参加しました。両選手は昨年夏にフランスで開催されたIPC世界陸上に日本代表として出場し、和田伸也選手が銀メダル、谷口真大選手が自己新記録で5位入賞。その後も好調をキープしている日本人トップ2の全盲選手です。

また、今回の別大マラソンは、今井正人選手や前田和浩選手等、国内外トップクラスの選手が多数招待されており、個人的にもマラソンファンとして楽しみな大会となりました。

つづく。

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