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東京マラソン

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【東京マラソン】ランニングブームの火付け役となった東京マラソンも今年で10回目となりました。実は、私も第1回大会を運よく走れたことも、つい先日のような感じがしますが、まさに「あれから10年」ですね。

10回目の今大会はリオ五輪・パラの日本代表選考大会となりましたが、特に注目の男子マラソンは不発に終わりました。詳細については各種報道のとおりですが、初マラソンの箱根選手たちの頑張りは見事でした。

しかし、逆に初マラソンはプレッシャーも無くのびのびと走れます。そのため、初マラソンの記録が生涯ベストとなり、その後何十回と走っても自己記録更新を一度も達成したことのないエリートランナーは意外と多いのも事実です。今回の箱根選手たちが2020年の東京五輪に向け、更に躍進していくことを心より祈念いたします。

さて、今回も私がコーチする市民ランナーたちも東京マラソンを走りました。その中で目標タイム達成や自己記録を更新した方々は3名と、反省の多い結果となりました。特に、今回は予定通りの走り込みが実施できた方々が失速し、逆に何とかギリギリの調整をした方々が快走しました。

40代男性市民ランナーのUさんは、サブスリーを目標にスタートし、2時間59分25秒でゴール。そして、今年66歳になる女性市民ランナーのNさんはスタート地点までのロスタイム込で3時間45分27秒の自己記録更新を達成。

今回の成功に関してこの2人に共通していた点が3つあります。■共通点1).怪我や風邪等のため、2月の月間走行距離が200k未満であった。■共通点2).距離が踏めない分、1週間前までスピード練習を重視し、10k以下の距離で自己新を出せる調子であった。(Nさんは10kで自己新を達成)■共通3).2人とも調子や結果の良し悪しに対し、極端に落ち込んだり引きずったりと、感情を乱さない強い心の持ち主であった。

そして、あらためてマラソンに向けたトレーニング方法に絶対は無いと、認識させられる2人の快走でもありました。同時に、上記した初マラソンで快走した箱根選手たちが成功した理由も走力は格段に違いますが、実は共通している点があるのではとも思いました。

一方で、マラソン後のダメージについては、逆に2人ともこれまでの中で最も酷いと、話していました。このことからマラソンに向けた走り込みは、走った後のダメージを軽減させるのと同時に、次のマラソンに向けて故障や怪我防止につながる重要な要素であると…。

最後になりましたが、出場されたランナーの皆様方は今回の貴重な経験を振り返り、次回のマラソンに活かしてほしいと願っております。

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