【夏の走り込み・6】8月19日(土)から2泊3日の日程で、再び長野県菅平高原で合宿を実施しました。今年は7月以降、同地において合宿を実施するのは4回目となりますが、例年と比較すると今年は涼しく、天候にも恵まれました。
今回の合宿は、私の主宰するランニングチームを中心に市民ランナーの方が集い、スタッフを加えて40名程度の方々と有意義な走り込みを実施することができました。実施内容は次の通りです。
1日目:インターバル走/200m×15本。2日目:距離走/最大40k走。3日目:クロカン走/最大2時間走。
内容的にはこれまでと大きく変わった点はなく、メインの距離走を2日目の午前中に置いた合宿です。ただし、今回の距離走はコースを起伏のある往復コースから起伏の少ない周回コースに移して実施しました。
特に、夏の走り込みは設定ペースを落として実施する点が重要なポイントになります。つまり、夏の距離走は、9月以降から実施していく本格的なマラソンの走り込みに向けた「脚つくり」になります。まさに走り込みに向けた走り込みになります。
具体的には、決めた距離や時間をキッチリと走り切ること、やり切ることが、最重要事項になります。そのためには、設定ペースをしっかりと落とし、ゆとりを持って走り切ることがポイントになります。
よく見かける失敗例として、最初から秋のマラソンを想定した設定ペースで走り出し、決めた距離の半分も行かないうちに止めてしまうケースです。こうなると、「脚つくり」どころか、精神的にも不安が残ります。
ところが、夏合宿での失敗を意外と引きずるランナーも多く、秋になっても「夏に走り込めなかった」と、マイナス面をずっと引きずっていくのです。そのため、夏合宿の距離走は秋の設定タイムより20秒から30秒程度は落として実施することをすすめています。
また、設定ペースを落とした結果、1kのペースが6分以上になってしまう方は、ロングジョグやLSDに切り替えて2時間から3時間程度の時間走に変更すると、最後までゆとりを持って走り込むことができます。
今年の8月も残り少なくなりましたが、有意義な走り込みを祈念しております…。
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