【連戦について・4】今回は、どのタイミングでどんなレースをどのように走るかについてです。つまり、トレーニング計画に沿っているか否かを常に意識しながら出場するレースを選択しているかの確認です。まずは、目標のマラソンから逆算し、注意点をまとめてみます。
■注意点1).本命のマラソンから1ヵ月以上前のタイミングでのレース。■注意点2).本命のマラソンから4週間から3週間前のタイミングでのレース。■注意点3).本命のマラソンから2週間から1週間前のタイミングでのレース。
以上、大きく3つに分けるとこんな感じでしょうか。
注意点1の場合、期分けで言うと、いわゆる「走り込み期」であり、質よりも量を重視している時期にもなります。そのため、出場するレースとしては、ハーフ以上となりますが、マラソンを走ることは可能な時期とも言えます。
もちろん、マラソンを走る場合は相応のダメージが残るので、その点を予め加味して走ることが重要なポイントになります。特に、マラソン経験の豊富な方は、設定タイムを明確にし、その設定タイムに近い集団で走ることは必須と考えます。
また、マラソンや40kのような長い距離を走り込みとして単独で実施するとなると、設定ペースを維持するのも、途中の給水を準備するのも、練習前後の着替えや荷物の保管等も、全て自分自身で考え、準備実行することになります。もちろん、それらが相当な負担になることは言うまでもありません。
つまり、マラソンレースを練習の一環として走ることは、逆にそれらの負担から解消されると共に、実戦の中でしか体感できない雰囲気、集団の中での位置取りや給水の取り方等、経験値として蓄積できることは多々あります。
一方で、出場する大会によっては、コースの起伏が激しかったり、風の強い河川敷での直線コースだったりと、自分自身の目的に沿わない大会も多々あります。この点については、大会ごとによく吟味し、設定タイム等を調整する必要もあります。特に、マラソンをマラソン練習の一環として走る場合、コースによる大会選択の失敗は意外と多いのです。
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