【三寒四温・2】先週は気温が一気に上昇しましたが、今週は一転して真冬に逆戻りとなりました。まさに三寒四温です。
毎週水曜日はスピードトレーニングを実施していますが、選手たちの服装も真冬仕様に逆戻りし、動きも窮屈な感じでした。また、ここまで気象条件が激変すると体調管理はもちろん、怪我や故障が心配になります。
さて、昨年の11月から3月までの間、多くの方がマラソンの記録更新に挑戦したと思います。同時に、ひとりで何本ものマラソンを走った方も多かったと思います。そんな中、その疲労から脚の不調や故障を抱えている方も多いと思いますが、いかがでしょうか。
また、そんな状態にもかかわらず、4月のマラソンを目指している方もいることでしょう。特に、4月までは各地で大きなマラソン大会も多く、「何としても走りたい」と思う方も多いと思います。
特に、怪我や故障がほぼ完治し、何とか走れそうな目処が立ってきた方ほど、遅れを取り戻そうと一気に量と質を上げていこうとします。しかも、怪我や故障が幸いし、身体の疲労は抜けている状態なので、意外と走り込めたりします。
ところが、4月に入ると、この頑張りによる疲労が一気に出てきて、結果的には4月のマラソンをうまく走れないパターンも毎年目にします。こうなると、一気に頑張った分、精神的な落胆も大きくなり、これをキッカケにランニングから遠ざかってしまうパターンも見受けます。
さて、走り込みによる疲労は個人差が大きく、「この調整方法が絶対」と言うようなものはありません。と、言いながら疲労は目に見えないだけで必ず出てきます。特に、怪我や故障明けの場合、最初は慎重に走りますが、痛みや違和感が無いことを確認できると今度は逆に、一気に調子を戻そうとします。
目標のマラソンに向け、順調に走りこめた時でも、その疲労を抜いていくのに2週間から3週間程度の期間をかけて調整していきます。もちろん、それでも失敗の方が多いのかもしれませんが。
そう考えると、怪我や故障明けの方は、走れるようになってもピーク時の7割から8割程度の量と質に抑えた上で、調整に入って行くゆとりが心身ともに必要と、毎年思う時期でもあります。
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