- 2020-10-09 (金) 10:02
- トレーニング計画 | パラリンピック | マラソントレーニング
【秋を走る・4】私が主宰する富津合同マラソン練習会も10月から本格的な走り込みへと突入し、4日は最初の40k走を実施しました。また、先週同様、箱根駅伝や実業団駅伝を目指している選手たちも走り込んでいました。
毎年のことですが、10月に入るとテレビでも駅伝大会やマラソン大会の中継がはじまります。今年はコロナ禍の影響で中止や延期になった大会も多く、例年どおりにはいきませんが、富津公園で走り込んでいる選手たちのモチベーションは高まっています。
さて、本日からこの富津でいつものように強化合宿を実施します。内容は12月の防府読売マラソンに向けた走り込みになります。具体的には、距離走を2回、ビルドアップ走を1回の予定です。
12月のマラソンを目標にした場合、今は走り込みの入口に入ったあたりに相当するでしょうか。もちろん、夏の走り込みを土台にしているので、ある程度のペースでも押していけるスピード持久力は備わっています。
さて、夏の走り込みを家の建築に例えると、基礎部分の工事に相当します。しかし、今年の夏はもう少し掘り下げた地盤改良も実施しました。具体的には、単にゆっくり長く走るだけでなく、起伏の激しい周回コースでの走り込みも積極的に取り入れ、脚筋力の強化も実施しました。
10月からの走り込みは、完成する家をイメージしながら骨格となる柱や壁を組み上げていくトレーニングになります。基礎部分をより強固なものにするため、地盤改良も実施したので、より大きくて頑丈な家を建てることができるはずです。
しかし、基礎部分がしっかりしているから強固な家になるとは限りません。つまり、柱や壁を組み上げていく段階で、今は耐震構造も意識していかないといけないからです。もちろん、家の耐震構造がマラソントレーニングのどの部分に相当するかは、個々の考え方になります。
これまでの経験から思うのは、柱や壁を組み上げていく段階で、スピード系のトレーニングを重視し過ぎると、安定感の薄い仕上がり(地震や災害に弱い家)に陥り易くなると感じます。それを防止するには、耐震構造を意識した距離走がカギになります。
詳細は割愛しますが、10月は耐震構造を備えた強固な柱や壁を組み上げるイメージで走り込んでいきます。
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