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2023春を走る・4

【2023春を走る・4】今年度最後の強化合宿をいつもの千葉県富津市富津公園において実施しました。今回の合宿からマスク着用などが緩和されましたが、我々は引き続きPCR検査を実施し、陰性を確認できた選手とスタッフのみが合宿に参加しております。

さて、今回の強化合宿は来月16日に開催予定の「かすみがうらマラソン大会」に向けた走り込みが目的であり、時期的には最後の走り込みに当たるでしょうか……。すでに何度も記載してきましたが、マラソントレーニングについては様々な成功例があり、逆に絶対もありません。

今回は前述したとおり、ちょうどひと月前に当たるので、40k走を軸にトレーニングを計画。具体的には、40k走を実施した翌日に「5k走×2本+1k走」をセットで実施しました。かなりハードな内容になりますが、「30k以降を粘り抜く力」を養成するには良い練習のひとつです(私の経験上)。

また、合宿での40k走については、かすみがうらマラソン大会に向けては最後となります。したがって、その設定タイムは実戦により近くなりましたが、どの選手もほぼ予定どおりに走れました。そして、その翌日の5k走についても、私のイメージよりも軽快な走りをしていた選手が多く、大会当日の目標タイムを上方修正する選手も出そうな状況でした。

その中において、T12クラスの若手女子選手は、5k走の1本目をなんと自己新記録で駆け抜けました。そして、約5分間のリカバリーを挟んで2本目をスタートしましたが、1本目の記録をさらに30秒以上更新する、これまた自己新記録を達成したのです。

単なるタイムトライアルではなく、前日に40k走を実施したにもかかわらず、翌日の5k走を2本とも自己新記録で走った選手は初めてです。彼女はガイドランナーが必要な選手ですが、今回一緒に走ったガイドランナーは、以前の合宿においても彼女を自己新記録に導いた経験があります。

このように、ガイドランナーの力量によって視覚障がい選手のパフォーマンスが大きく左右されることは、すでにわかっていることです。しかし、「ここまで変わるのか?」と、あらためて感じた次第です。特に、女子選手については、ガイドランナーの力量に左右される傾向がより強いのも確かです……。

「視覚障がい選手にとって、ガイドランナーの良し悪しとは何ぞや?」

来年のパリパラに向け、この古くて新しい課題と再び向き合っていく時期に……。

※練習コースを確認するため、地元にある鹿野山へいくと、ヤギを散歩しているおばちゃんがいました。近寄ってヤギの顔を撫でると、急にいかくされ、ツノで何度も攻撃されました……。

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