- 2016-08-09 (火) 18:35
- トレーニング計画
【夏を走る・4】確認事項の3つ目になりますが、最も現実的な話になります。
■確認事項3).合宿予算(交通費、宿泊地、施設使用料、その他雑費)。
至極当然のことながら何でお金のことが最後にくるのかです。もちろん、お金にいとめを付けない人なら何の問題も無いかもしれませんが、多くの方はそうではありません。しかし、最初から予算の話から入るとイメージしている合宿と違う環境やトレーニング内容になってしまうトラブルも意外と多いからです。
そのため、最初に合宿の目的やトレーニング内容をイメージしてから予算と合わせていく流れの方がうまくかみ合っていきます。そして、誰もが最初に考える点は合宿地までの交通費と宿泊費です。まさに合宿予算の大部分に相当するので重要な点であることは言うまでもありません。
一方で見落としがちなのが、合宿地に入ってからの移動手段(レンタカー等)やトレーニング施設の使用料(意外と手続きが複雑なケースも多い)、そして、距離走やペース走を実施する際に必須の給水等(大量に必要)の雑費です。これらに関する費用はそれほど大きくないかもしれませんが、現地において計画どおりのトレーニングを実施できるか否かに直結する重要事項になるので、注意が必要です。
ところが、実際に涼しい高原等で合宿を実施すると、上記した事項の準備不足が原因で思うような走り込みが難しくなっているグループを毎年必ず目にします。特に、合宿地では世話役に徹することのできる方を帯同させることは重要なポイントになると考えます。もちろん、その方の費用等をどのように負担するかの問題も出てきますが、合宿を成功に導く分岐点になるのでよく吟味しましょう。
最後に合宿経験の少ない人ばかりで不安だったり、各種細かい準備が思った以上にたいへんと考えるなら、他のクラブチームが主催する合宿へ参加する選択もあります。この点は重要な選択肢のひとつとなるので、単に見かけの費用だけで決めず、トータル的に判断するようにしましょう。
以上のように合宿は単にお金で換算できない点も意外と多く、貴重な時間を有効に走り込むためには、総合的によく検討することも必要な点と考えます。
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