【今年も本格始動】2019年も駅伝ではじまりましたが、今週末から再び駅伝やマラソンのテレビ中継が目白押しとなります。
特に、1月27日は大阪国際女子マラソン、翌週の2月3日は別大マラソンと、これらの週は全国各地でもマラソン大会が集中しています。もちろん、2020東京五輪を目指しているトップ選手だけでなく、多くの市民ランナーもそれらの大会を目標に走り込んでいます。
そして、ちょうど最後の調整に入っていきますが、年末年始に走り込みをした方々は、逆に疲労が出てきて、思うように身体が動かない時期とも重なります。そのため、当初の計画を変更し、何とか調子を戻そうとする方が増えてくる時期でもあります。
急にスピード路線に変更したり、逆にスタミナ路線に舵を切ったりと、トレーニング計画を大きく変更する方も増えます。しかし、どちらにブレても良い結果に結びつかないケースの方が多いと感じます。
調子をピークに合わせるのは数週間後の大会当日であり、目先のトレーニングである明日ではありません。特に、目標の大会前3週間前後は、疲労がたまっている時期と重なるケースも多く、最も判断を誤り易い時期でもあるのです。
更に、身体も疲れているが、精神的にも不安やプレッシャーに追い込まれてくる時期とも重なり、市民ランナーの方はもちろん、トップ選手でも思いもよらない行動で自滅してしいまうケースが後を絶ちません。
調整のポイントは「頑張らないこと」です。つまり、「迷ったら休養」です。しかし、この休養こそが最も勇気と決断のいる行動であり、最もプレッシャーのかかる行動こそが休養でもあります。
また、コツコツと走り込んできたランナーにとって自分を信じる行動は、まさに休養です。最終調整期は、しっかりと休養を取り入れ、ベストな体調でマラソンに挑んでほしいと願っております。
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