【代替案・2】2月29日から2泊3日の日程で千葉県富津市において強化合宿を実施しました。そして、毎年のことですが、今回の合宿は強化の一環として同地にて開催されている「千葉県民マラソン大会」への参加も恒例となっています。
しかし、3月1日に開催予定の同大会を中止するとの連絡がありました。このため、代替案として大会参加から「10kタイムトライアル」に変更し、当初の日程どおりに強化合宿を実施しました。
また、大会参加を予定していた選手たちがどのように考え行動するかを確認する機会にもなりました。もちろん、大会中止となった状況を判断し、合宿への参加を取りやめる選手もおり、それぞれの考え方や判断を尊重することが第一となります。
3月1日に代替案の10kタイムトライアルを実施しましたが、出走した選手は5名でした。同日9時30分スタートとし、各自が大会参加と同じようにウォーミングアップやそれぞれの準備をして挑みました。
結果は5選手中4選手が自己新記録をマークし、その内3選手が非公式ながら日本記録を更新する好タイムでした。特に、先日の別大マラソンで世界新記録を達成した道下選手は、自身の持つ5000mの日本記録を大幅に上回るハイペースで5kを通過し、そのままのペースでゴールまで押し切る快走でした。
単なるタイムトライアルは大会とは違うので、モチベーションや集中力を高めることは難しく、どんな選手でも自己記録を更新することは本当に難しいと考えます。それだけに、今回走った5選手については走力だけでなく、精神力の向上や強さを確認することができました。
この先も各種大会の動向が不透明なので、今回のようなタイムトライアルなどの代替案を考えながらの強化が続いていくと思われます。選手たちにとってはいろいろな意味で厳しい状況が続くことになりますが、「どんな状況下でも力を出し切れる精神力」を養成する意味でも、逆に代替案をプラスにとらえていきたい。
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