Home > トレーニング計画 | マラソン > 12月を走る

12月を走る

【12月を走る】今年も最後の月に入りました。そして、いよいよ本格的なマラソンシーズンの到来です。と、いいながらコロナの影響が消えたわけではなく、感染予防対策などは引き続き必須になります。もちろん、このまま各種マラソン大会が無事に開催されていくことを祈るばかりですが……。

さて、今週末は伝統の福岡国際マラソン選手権大会が開催されます。しかし、残念ながら同大会は、今回が最後となります。また、この大会は、私自身がマラソンに興味を持ってテレビ観戦した初めての大会だったと記憶しております(昔話で恐縮です)。

それは、1979年のモスクワ五輪の代表選考になった同大会でした。優勝争いは、当時の瀬古選手と宗兄弟の3選手が平和台陸上競技場まで並んで帰ってくる大接戦。そして、ラスト200mから瀬古選手が強烈なラストスパートで宗兄弟を突き放しての優勝(日本人が上位を独占)。圧巻でした。

今思えば、当時の方が沿道や平和台陸上競技場で応援しているマラソンファンの数は、今よりも多かったような気がします。それだけ当時の瀬古選手や宗兄弟に対する国民の期待や注目度は大きかったと思います。まさにマラソンをメジャーに導いたレジェンドたちです。

もちろん、当時と今の状況は全く違うので、単純に比較することはできません。しかし、当時の瀬古選手はマラソンランナーというより、仮面ライダーなどの昭和のテレビヒーローに近い存在だったように思います。悪の秘密結社を最後は「ライダーキック」で倒していった仮面ライダーのように、最後は伝家の宝刀である「ラストスパート」で、ライバル選手たちを次々と倒していったのです。

その姿に当時の私も含め、多くの国民が熱狂していたのは間違いありません。そして、そのヒーローたちを生み出し、育んできた世界の舞台こそが、福岡国際マラソン選手権大会でした。残念ながら今回で幕を下ろしますが、最終回に新しいヒーローの誕生を心より期待したいと思います。

昭和の仮面ライダーの最終回がそうだったように……。

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://blog-yasuda.main.jp/wp-trackback.php?p=6874
Listed below are links to weblogs that reference
12月を走る from 安田享平のランニングライフ

Home > トレーニング計画 | マラソン > 12月を走る

Search
Feeds

ページの先頭へ