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12月を走る・4

【12月を走る・4】12月19日は、防府読売マラソン大会が山口県防府市で開催されました。同大会は、日本陸連から「ジャパン・マラソン・チャンピオンシリーズ(JMC)」の指定大会と、「マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)」進出の出場権も獲得できる大会に指定されました。

詳細は割愛しますが、日本のマラソン界を支えてきた「びわ湖毎日マラソン大会」や「福岡国際マラソン選手権大会」が幕を下ろしていく中、防府読売マラソン大会は、今後の日本マラソン界の一翼を担う重要大会へとグレードアップしたのです。

このように、日本マラソン界の大きな転換期に入っている中、我々の視覚障がいマラソンもこれまで同様、この読売防府マラソン大会において「日本視覚障がい女子マラソン選手権大会」を開催していただけることは、とても名誉であり、責任を感じます。

昨年の同大会では、視覚障がい女子の道下美里選手が世界新記録で優勝。視覚障がい男子の堀越信司選手がアジア新記録で優勝。そして、今年の東京パラにおいては、その道下美里選手が金メダル、堀越信司選手が銅メダルを獲得するなど、防府読売マラソン大会での成果が、東京パラでのメダル獲得に直結しました。

また、来年2月に開催される「別府大分毎日マラソン大会」も、防府読売マラソン大会同様、「ジャパン・マラソン・チャンピオンシリーズ(JMC)」と「マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)」の指定大会となりました。そして、同大会においてもこれまで同様、「日本視覚障がい男子マラソン選手権」を実施します。

もちろん、男女の「日本視覚障がいマラソン選手権」を実施していることと、上記したような日本陸連から指定大会を受けたことは全く関係ありません。しかし、その当時、日本視覚障がいマラソン選手権の開催を打診した際、ご快諾いただいた両大会が日本マラソン界の一翼を担う大会にグレードアップしたことは、とても意義深いと思います(個人的に)。

先日の防府読売マラソン大会においても、視覚障がいマラソンに対する注目度は相当高くなっていると感じました。同時に「適当な走り込みで参加するわけにはいかない」と、強く思いました。来年2月の別府大分毎日マラソン大会に向け、年末年始も気を引き締めていきます。

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