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2023-01-12

冬を走る・7

【冬を走る・7】2023年最初の強化合宿を実施しましたが、目標は2月に開催される別府大分毎日マラソン大会になります。また、今月は大阪国際女子マラソン大会を筆頭に各種マラソン大会が目白押しです。

そして、これも毎年のことですが、1月末から2月上旬に開催されるマラソンを目標にしているランナーは、年始から最後の調整に入っていきます。調整の基本は駅伝同様、「質をキープしながら量をおとしていく」になります。

しかし、マラソンの場合は走る距離が長いので、調整の段階でマラソン当日の30k以降をイメージすることが難しいのは確かです。と、言うよりも正確にイメージできる人は少ないでしょう。

また、マラソンの場合、駅伝やトラックレースと違い、レース自体はゆとりあるペースで走り出すので、多少の不安があったとしても何とかスタート地点に立つことはできます。だからこそ、最終調整段階に入ってくると、自信よりも不安感の方が強くなってくるのでしょう。

もちろん、計画通りに走り込みを消化し、自信を持って最終調整に入っているランナーもいることでしょう。しかし、順調なときほど、走り過ぎたり、追い込み過ぎて調子のピークがずれてしまうランナーを、必ず見受けるのも確かです。

このように、マラソンは走るペースが比較的遅い分、ある程度のゆとりがあります。また、走る距離と時間が長く、レース後半のイメージを予め頭に描くことが難しいのも確かです。そして、そんなことが重なってくると迷いや不安につながり、上記したような「やり過ぎ」になってしまうのでしょうか……。

「迷ったら休養」

すでに何度も話していますが、これに尽きると思います。また、最終調整に入ってからは「追試」をしないことも大切です。つまり、ポイント練習と呼ばれる練習を設定タイムどおりに走れなかったとしても、翌日や翌週にやり直さないことも調整のポイントです(私の経験上)。

そして何よりも、健康第一で良い体調をキープしていきましょう。

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