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トレーニング計画・4

前回までは、1週間の中で最も頑張る練習と言うことで、日曜日に実施する練習について考えました。具体的には、各種マラソン大会は日曜日に開催されることが圧倒的に多く、日頃から日曜日にポイント練習を実施していくことで、体調や調子のピークを日曜日に合わせられるように導いていく考え方です。即ち、日曜日のレースに対し、無理なく調子のピークを合わしていける練習の流れです。

では逆に、平日の練習はどのように組み立てていけばよいのでしょうか?

そこで、今回から平日のポイント練習についてですが、日曜日の疲労回復具合も加味して水曜日を軸に火曜日から木曜日あたりに実施する方法で考えていきます。但し、今回は日曜日にポイント練習を実施し、回復時間を48時間前後あけた水曜日に平日のポイント練習を置いたパターンで話を進めていきます。

最初に至極当然のことですが、一般的に水曜日は平日であり、アフターファイブでの練習になる方がほとんどです。よって、水曜日に日曜日と同じような30k以上の距離走や2時間以上のLSDを実施するには、時間的にもかなり難しくなります。また、日曜日と同じような練習を水曜日に実施できたとしても、ほとんどの方はオーバーワークとなり、逆に慢性疲労や故障するケースが著しく増加します(私の経験上)。

まずはそれらも考慮し、水曜日にポイント練習を実施する上での注意点として、◆平日なので長くても1時間以内で終る内容。◆日曜日と違う負荷(刺激)を筋肉や心肺機能に与えられる内容。・・・少なくともこの2点について考慮したポイント練習を吟味してほしいと思います。

と、言ったところでそれらを加味した具体的な練習内容を直ぐにイメージできる方は少ないのではと思います。もちろん私も未だに試行錯誤を繰り返している状況でもあり、偉そうにこれだと言える立場でもありません(汗)。しかし、これまでの経験から幾つかの練習方法は有効的と言えることができます。具体的には、◆インターバルトレーニング(スピード練習)。◆ペース走(レースペースに近い設定タイム)。・・・以上の2パターンの練習です。

「えっ!これなら私も既に実施している!」と、思った方も逆に多いのでは?実は、まさにそのとおりであり、市民ランナーの方から実業団選手(プロ)まで、ほとんどの方々がこの練習を取り入れています。では、なぜ同じ練習を取り入れても記録に違いが出るのでしょうか?

次回は、この点も加味しながらそれぞれの練習について考えていきます。

つづく。

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