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期分け・85

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【期分け・85】スピード養成期の一環として、トラックでの競技会を積極的に走る点について考えていきます。はじめに、ひと口にトラックと言っていますが、陸上競技場について少し説明します。

既にご存知のとおり、各種マラソン大会やロードレース大会に出場すると、日本陸連公認コースとプログラムに記載してある大会があります。公認と記載していない大会(一般的な市民マラソン大会)のコースについては何の取り決めもなく、大会種目に示してある距離が実際にどれほど短くても長くても構いません。ところが公認コースの条件は日本陸連の陸上競技ルールブックの中に定めてあり、その条件を満たした上で日本陸連検定員の審査をパスしないと、公認証は交付されません。

同様に陸上競技場についても細かい条件が定められており、第1種から第5種までに分類されています。最も審査の厳しい第1種については、日本選手権や国民体育大会、国際的な競技会を開催できる競技場となります。主な条件には補助競技場の設置があり、第1種公認申請する陸上競技場の隣に、もうひとつ第3種相当の陸上競技場を備える必要があります。つまり、ひとつの陸上競技場を第1種公認申請するためには、隣にもうひとつの陸上競技場も作る必要があるのです。

実は、陸上競技の聖地とも言われている東京の国立競技場ですが、隣に補助競技場がありません。したがって本来は、第1種公認競技場としては登録できないのです。しかし、隣接地にある東京体育館付属のトラックと代々木公園陸上競技場が事実上補助トラックと見なされているため、第1種公認競技場と認められている珍しいケースなのです。

以上のようにトラック競技においても日本陸連公認記録を得るためには、公認競技場で開催される競技会に参加することが第一の条件となります。至極当然のことですが、出場する各自が日本陸連登録をしており、大会そのものが日本陸連公認の競技会である必要もあります。

また、トラック競技の場合、開催されている競技会の多くは、日本陸連公認競技会です。中には日本選手権のように出場するための高い参加標準記録が設定されている競技会もありますが、市民ランナーの方が気楽に出場できる公認の競技会も数多くあり、各大学が主催する陸上記録会等を含めると、ロードレース大会に引けを取らないほどの大会数になります。

ちょうど4月は、日本陸連登録の更新時期でもあるので、出場してみたい方は是非とも登録をし、トラックでの公認競技会に参加してみてはいかがでしょうか?

つづく。

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