【東京マラソン】多くのドラマを残してくれた今年の東京マラソンも無事に終わりました。あらためて、参加されたランナーの皆様、沿道で応援された皆様、大会関係の皆様、たくさんの感動ありがとうございました。
さて、今年も私が関係する市民ランナーの方も多数参加し、積み重ねてきた走り込みの成果を十分に発揮してくれました。特に今回は、65歳になる女性市民ランナーであるNさんの快走は目を引きました。
Nさんのマラソン自己記録は、2012年9月にマークした「4時間27分」です。そして、ちょうど昨年の6月からマラソンを意識したトレーニングを開始しました。はじめは年齢的なこともあり、ペース配分を時間で見るのでなく心拍数で見ることからスタートしました。具体的なトレーニングの流れは週2回、ジムでの筋力強化を重視するのと同時に、走行距離は意識せず、主に走行時間で管理してきました。(今でもこの点は変わっていません)
更に、これまでハーフマラソンや10kレースへの出場経験もなかったので、東京マラソンに向け、計画的にそれらのレースにも出場し、予想以上の好記録もマークしました。また、何よりも怪我や故障もなく順調にトレーニングを継続できたことは、大きな自信となっていきました。
そして今回、いよいよ記録を狙える走力が整い、3時間52分から3時間56分あたりを目標にスタートしました。Nさんはかなり緊張していましたが順調にゴールを目指し、何と目標タイムを大幅に上回る「3時間48分7秒」の大幅自己新記録でゴール!
しかも前半のハーフと後半のハーフが、全く同タイムの完璧なペース配分です。
もちろん、ゴールしたNさん自身より、コーチの私が驚きと感動を隠し切れない状況であったことは、言うまでもありません。
あらためて「人間の可能性は無限である」と感じた、今回の東京マラソンでした…。
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