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2023秋を走る・13

【2023秋を走る・13】11月26日は都内でも冷雨となり、かなり冷え込みました。そんな中、東京国立競技場において「第41回JBMAユニファイドラン」を開催しました。もちろん、そのコース設定は国立競技場が発着点で周辺道路を……。

しかし、今年は諸事情により、国立競技場のトラックをスタートしたあと、競技場スタンドの下(地下)にある回廊を回って競技場に戻ってくる、1周1.4kの周回コースで実施しました。そのため、参加したどのランナーも雨にはほとんど濡れることなく、完走することができました(トラック以外は屋内)。

最近の陸上競技場はとにかく巨大で、多目的ホールのような印象を受けますが、使い方によっては「こんなコースもつくれるのか」と、まさに「目からウロコ!」でした。一方、1.4kの周回コースなので、実施種目の距離や参加人数にはおのずと制限があるとも感じました……。

さて、日本ブラインドマラソン協会も設立から40周年を迎えることができました。設立当時は相当な苦労もあったと聞いていますが、あらためてご尽力いただいた皆様方に感謝申し上げます。

また、同協会を設立するきっかけとなったひとつに、当時はブラインドランナーが、「各地のマラソン大会に出場するのを拒まれる」ことが多かったためだとも聞いております。今では考えられないことですが、私が伴走をはじめた1996年当時でも、ブラインドランナーが大会出場を拒まれる場面に遭遇することがありました。

しかし、今では多くの方々のご理解とご支援もあり、国内外の各種マラソン大会には、ほとんど出場できるようになっております。そして、今週末の12月3日に開催される「福岡国際マラソン2023」と「防府読売マラソン大会」にもブラインドランナーたちが出場します。

特に、福岡国際マラソン2023に出場予定の和田選手(T11クラス・全盲)は、自身の持つ「世界記録(T11クラス:2時間24分29秒)の更新」。そして、防府読売マラソン大会に出場する堀越選手(T12クラス・弱視)は、日本人ブラインドランナーとしては初となる「2時間20分の突破」を目指します。

今後も先人たちが築いてきた歴史を踏まえ、あらたな歴史を重ねながら伝承していく所存です。

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