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2023冬を走る・2-11

【2023冬を走る・2-11】冬のマラソンシーズンも終盤に入っていきますが、1月後半から2月前半にマラソンを走り、これから3月末までにもう1本走る予定の方々は多いと思います。また、1月に走ったマラソンは、実は3月のマラソンに向けた走り込みの一環と位置付けて走った方もいることでしょう。

同様に、ハーフマラソンなどのレースを練習の一環として走る方は、さらに多いと思います。具体例としては、マラソンを1本走った後、次のマラソンまでの間にハーフマラソンを走るパターンなどでしょうか。

特に、市民ランナーの方々がレースを練習の一環として活用することは、多くのメリットがあります。その中のひとつが、「他者と競り合うことで、自分を追い込める」。つまり、質の高い練習になることです。日ごろ、仲間たちと競り合う練習が少ない方ほど、実際のレースでは強くて良い刺激が体(心肺や筋肉など)に入ります。

その結果、大きな自信につながり、次のマラソンに向けても調子が好転していくケースは、私自身も多く見聞してきました。一方、マラソンの疲労が抜けないままハーフマラソンを走った結果、そのマラソンペースよりも遅いタイムでゴールし、逆に落ち込んでしまう方もいます。

では、あらためて、レースを練習(調整)の一環として出場する場合の注意点をいくつか考えてみます。

一つ目は、「そのレースを走る目的」を自身の中で明確にした上で出場することです。例として、「ペースを落とし、一定のペースで走り切る」。また、「現状の調子で、最後まで頑張って走り切る」など、どのようなイメージで走るかをスタート前に決めておくことです。

二つ目は、「ゴールタイムに一喜一憂しない」。目的は次のマラソンに向け、調子を引き上げることなので、タイムが悪かったとしても、「大丈夫」と自分自身を鼓舞することが必要です。しかし、これはかなり難しいことで、予めタイムが悪かったケースを想定しておくことも大切です。

三つ目は、「勇気ある撤退」。明らかに調子が悪いとか、故障を抱えているなど、当初の目的を達成することが困難と判断できる場合は、レースをキャンセルすることも必要です。実は、これも難しく、「何とかなる」と無理をして走り、逆に状況を悪化させるケースは、意外に多いのです(この場合、精神的にも追い込まれる)。

もちろん、他にも注意点はあるでしょう。しかし、練習(調整)の一環として出場するレースほど、慎重にシュミレーションしてから挑むようにしましょう。

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