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春を走る

日本男子マラソン記録の推移

【日本男子マラソン記録の推移】既に過ぎた話題ですが、設楽悠太選手がマラソンで日本記録を更新し、1億円を手にした話題は大きく報道されました。小生もマラソンに多少関わりを持っているひとりとして、「日本人にとってマラソンは特別な意味を持ったスポーツである」と感じました。(もちろん、個人的に思っただけですが)

その日本記録更新から既に2ヶ月以上が過ぎ、設楽悠太選手も次の目標に向かって始動している様子で、更なる記録更新を見せてほしいと願っております。

さて、前置きが長くなりましたが、今回は日本男子マラソンの記録推移をあらためて振り返ってみたいと思います。もちろん、既に何度も目にしたことがあると思いますが…。(下記の記録一覧については、途中の記録を幾つか割愛しております)

2時間57分1秒/後藤長一/1920年11月28日 → 最初の日本記録
2時間48分1秒/西田長次郎/1922年11月5日 → 2時間50分突破
2時間36分10秒/金栗四三/1924年4月13日 → 2時間40分突破
2時間26分44秒/池中康雄/1935年4月3日 → 当時世界最高・2時間30分突破
2時間26分42秒/孫基禎/1935年11月3日 → 当時世界最高
2時間18分54秒/中尾隆行/1961年3月21日 → 2時間20分突破
2時間15分15秒8/寺沢徹/1963年2月17日 → 当時世界最高
2時間12分00秒0/重松森雄/1965年6月12日 → 当時世界最高
2時間11分17秒0/佐々木精一郎/1967年12月3日
2時間10分37秒8/宇佐美彰朗/1970年12月6日
2時間9分5秒6/宗茂/1978年2月5日 → 2時間10分突破
2時間8分38秒/瀬古利彦/1983年2月13日 → 2時間9分突破
2時間8分15秒/中山竹通/1985年4月14日
2時間7分35秒/児玉泰介/1986年10月19日 → 2時間8分突破
2時間6分57秒/犬伏孝行/1999年9月26日 → 2時間7分突破
2時間6分51秒/藤田敦史/2000年12月3日
2時間6分16秒/高岡寿成/2002年10月13日
2時間6分11秒/設楽悠太/2018年2月25日 → 1億円獲得

上記した記録は、単純に過去と現在を比較することはできませんが、偉大な先輩方が残してきた経験と知恵を脈々と受け継ぎ、更に試行錯誤を繰り返してきた歴史だと思います。そして、いつの時代も選手自身が体感的に正しいと考えたトレーニング方法の実践が先にあり、科学はいつもその後を検証してきたと言うことです。

まさに今現在も、設楽悠太選手のトレーニング方法や川内優輝選手のトレーニング方法は、どちらも独創的で過去に例がなく、それぞれが独自の成功体験を積み重ねた中から生み出された素晴らしいノウハウです。

このように、型にとらわれれず独自のトレーニング方法でそれぞれが結果を残せるスポーツは珍しいと感じます。そして、それがマラソンの魅力であり、多くの日本人に受け入れられている理由のひとつかもしれません。

菅平合宿

【菅平合宿】いわゆる大型連休の代名詞であるゴールデンウィークも終わりましたが、今年も連休期間は日本ブラインドマラソン協会主催の強化合宿のため、長野県菅平高原で過ごしました。

その強化合宿は4月30日から5月5日までの間で実施しました。また、具体的なトレーニング内容は、全てのトレーニングをトラックで行い、スピードトレーニングはもちろん、ペース走や変化走に関しても全てトラックで走りました。

特に、4月までマラソンを走ってきた選手たちはスピード強化と言うより、トラックで走る感覚を取り戻す方を優先した感じです。

さて、4月30日に菅平高原に到着した日の気温は20度をこえており、平地と変わらないような陽気でした。ところが、後半になってくると季節が逆戻りした感じとなり、気温が10度を下回る日もありました。

また、トレーニングを実施しているトラックの標高は千メートル以上なので、身体が順応していないと呼吸も苦しく感じます。そこに山からの冷たく強い風もあり、体感温度は5度以下に感じるような厳しいコンディションになった日もありました。

もちろん、インターバルトレーニングは平地での設定タイムよりかなり落として実施しましたが、強風や低温のため、どの選手もかなり苦しみました。特に、経験の浅い若い選手は自分自身の限界点を把握しきれていない面もあるので、厳しいコンディションの中、途中で大きく失速する場面もありました。

しかし、疲労が蓄積してくる合宿後半になるほど、逆に「適切なペースで走る」ことを「自分自身の身体との対話」から導くことができるようになってきた点は収穫でした。

トラックレースはマラソンと比較すると、圧倒的に短い距離ですが、レース中の苦しみはマラソン以上に感じる場合も多々あります。そして、トラックレースは単にスピード強化だけでなく、マラソンと違う苦しさを体験し、それを克服することでマラソンに結びつけることが可能です。

今年のゴールデンウィーク合宿も、これからのトラックレースだけでなく、その先にあるマラソンにつながっていく内容でした。

WPAワールドカップマラソン・下

【WPAワールドカップマラソン・下】今回の「WPAワールドカップマラソン」で実施された立位部門を整理しておくと、男子の部が「T12/11・T13・T45/46」、女子の部が「T12/11」になります。

この中で視覚障がいの部に当たるのが、「男女T12/11・男子T13」の3部門になります。日本チームは、視覚障がいの3部門全てにエントリーし、無事にスタートして行きました。

しかし、スタート時からグングン上昇した気温は25度前後までに達し、ロンドンマラソン大会史上最高気温を更新する過酷なコンディション下でのレースとなりました。しかし、どの選手も暑さに怯むことなく、積極的な走りを見せてくれました。

今や日本チームのエース格に成長してきた男子T12/11クラスに出場した熊谷選手は、リオ・パラリンピック金銀メダリストたちを相手に攻めの走りをしました。しかし、やはり力の差があり、中間点付近から少しずつ引き離されて行きました。

こうなると、気温が高いだけに、立て直しながら後半粘ってくるのは厳しい状況です。案の定、熊谷選手が厳しい状況に陥ってきた中、後ろから追い上げてきたのが、男子T13クラスに出場した高井選手でした。

実は、このクラスはパラリンピック種目になっておりません。しかし、高井選手は諦めたり腐ったりすることなく、日々のトレーニングを愚直に継続してきた選手です。そんな高井選手の努力が実を結び、35キロ過ぎには熊谷選手を抜き去り、視覚障がい選手の中では3位に上がり、そのままゴール。もちろん、男子T13の部では、金メダルです。

また、高井選手に抜かれ、一度は諦めかけていた熊谷選手でしたが、40キロから渾身のスパートでもう一度ペースを上げ、激しく追い上げてきた同部門の4位選手を振り切り、銅メダルを死守してのゴール。

女子T12/11の部は、前回チャンピオンの道下選手がスタートから安定したラップを刻み、粘っていたブラジル選手を30キロ過ぎに振り切ると、そのまま2連覇を達成。他の日本代表選手たちも厳しいコンディションの中、力を出し切ることができました。

今回、想定外の厳しいコンディション下でのレースとなりましたが、逆に想定外の「暑さ」を経験することができ、2020東京に向けて貴重なデータを得ることができました。

引き続き、チームジャパンとして地道に強化していきます。

WPAワールドカップマラソン・上

【WPAワールドカップマラソン】4月22日にイギリス・ロンドンにおいて、WMMのひとつであるロンドンマラソンが開催されました。そして、今年も同大会においてWPAワールドカップマラソンも実施されました。

WPAワールドカップマラソンの部門は、大きく車いすと立位(視覚障がい、手足障がい)の2つが実施されており、日本ブラインドマラソン協会としては、視覚障がいの部に9名の選手を派遣しました。

4月19日の夕方、ロンドンに到着しましたが、気温が28度で真夏に相当する暑さと、まさに異常気象。翌日の20日も気温が高く、まるで夏のようです。更に21日も気温が29度と高い日が続き、翌日の大会当日も晴れで気温が高い予報となっていました。

また、ロンドンマラソンは、一般の男女とも好記録の誕生してきた大会なので、走り易いコースであることに違いありません。しかし、細かく言うと、コース路面は石畳の部分があったり、車のスピード抑制のために設置してあるバンプ等、日本のマラソンコースにない厳しい路面状況と言えます。

特に、WPAワールドカップの部に出場する選手たちにとってはより厳しいコースであり、車いすの選手たちにとっては、パンクのリスクが他の大会より高い傾向にあると感じます。もちろん、視覚障がいの選手たちにとっては、路面の悪さは転倒等のトラブルに直結し、過去に転倒したとこによって記録と順位を逃がした日本代表選手もいました。

そんな中、大会当日の22日は、予報どおりに晴れ、気温は若干下がった感じはしましたが、20度は軽く超えてくる予報です。早朝9時にスタートですが、想定外の暑さとの戦いです。そして、視覚障がいの部に出場した9名は、それぞれの目標を目指して元気にスタートしていきました。

さて、今大会の注目は、何と言っても男女とも2016リオ・パラリンピックのメダリストが集まった点です。男子は、金メダリストと銀メダリスト。女子は、銀メダリストと銅メダリストと、世界のトップ選手がほぼ出揃ったレースとなりました。

世界の強豪選手たちが揃った中で、日本代表選手たちがどんな走りを見せてくれるのか?

まさに期待と不安の入り混じった気持ちで、スタートを見送りました。

悪天候!?

【悪天候!?】全国的にも人気の高い「かすみがうらマラソン」が、4月15日に開催されました。この大会は、早くからノーマライゼーションの実践を大会テーマのひとつにし、視覚障がいマラソンの普及と発展に多大なる貢献を頂いてきた大会でもあります。

そんな伝統ある大会ですが、今年は天候が荒れる予報が早くから出されており、前日から大会開催の有無について注視されていました。そんな中、前日の15時30分に大会の実施が下されましたが、翌日の悪天候への懸念は払しょくされないまま翌朝を迎えました。

翌日は予報どおり、朝から風雨が激しく、荒れたコンディションとなりました。朝の6時過ぎから大会設営の準備をしましたが、「とても大会を開催できる天候ではない」と、私も含め多くの方が思ったに違いありません。

9時20分、10マイルの部がスタート。気のせいか、風雨が幾分おさまってきたような…。

10時00分、フルマラソンの部がスタート。間違いなく風雨が弱くなってきている…。

そして、10マイルの先頭がゴールしてくるころには風雨もほぼおさまり、逆に絶好のコンディションになっていました。また、吹荒れていたその南風がおさまったので、逆に気温が低下し、ランナーにとっては良い方向になりました。

視覚障がいの部に出場したランナーたちも続々とゴールに戻ってきましたが、自己記録を更新したランナーも多数いました。あらためて、これほど天候が朝から好転した大会もあまり記憶にありません。

ゴールしたランナーの中には、悪天候に戦意喪失状態でスタート。結果的には好転したコンディションを読み切れず、凡走した自分自身を悔やんでいる方もいました。

まさに、「マラソンは自然との戦い」であり、「結果が天候に大きく左右されるスポーツ」と感じました。

さて、4月22日はイギリスのロンドンマラソンで「WPAワールドカップマラソン」も同時開催されます。もちろん、日本も最強の布陣で挑みます。しかし、残念ながらロンドンマラソンも当日の天候を読み切れない大会のひとつです。

ロンドンマラソンにおいては、どんな天候でも最初から最後まで投げ出さない粘り強い走りを期待しています。

強化合宿スタート!

【強化合宿スタート!】新年度がスタートしましたが、早くも今年度の第1回強化合宿を千葉県富津市で実施しました。この流れは昨年度と同じで、来週末にイギリス・ロンドンで開催される「ロンドンマラソン(IPCワールドカップマラソンの部)」に出場する選手たちを中心にした強化合宿となりました。

さて、この時期は気温が一気に上がってくる時期でもあるので、特に長距離やマラソンにとっては過酷なコンディションになっていく時期でもあります。そして、毎年のことですが、暑くなっていくので、調整に苦労してくる時期にもなります。

また、この時期は天候も安定せず、晴れたら初夏、荒れれば強風(大雨)と、記録そのものが当日の天候に大きく左右されます。それだけに最後の調整も秋から冬のシーズンとは違う気遣いが必要になります。

特に、調整期のポイント練習が強風や悪天候になった場合、設定タイムどおりに走ることが難しくなります。その結果、設定タイムと実績タイムの乖離に落ち込んだり、逆に無理やり設定タイムどおりに走った結果、負荷が大きくなり過ぎて調子を悪化させるケーズは、毎年見受けます。

幸い、今回の強化合宿は、風が強い日もありましたが、どの選手も計画どおりのトレーニングを、計画どおりに実施できていました。

あとは、いつもどおり、休養第一の調整なので、「迷ったら休養」です。そして、各選手が、これまでの経験と実績を活かした調整に徹し、万全の体調でレース当日を迎えてほしいと願っております。

※ある方から「ブログを書いてくれ」と打診され、軽い気持ちでスタートしたこのブログも、気が付けば丸10年経過しました。内容はマンネリが常態化し、書いている本人も呆れるほどですが、今後も自分自身の「修行の一環」として可能な限り継続していく所存です。引き続き、お付き合い頂ければ幸甚です。

新年度スタート

【新年度スタート】いよいよ2018年度がスタートしました。そして、毎年のことですが、新入生や新入社員が入ってきます。気持ちを新たに、新たな目標に向かってスタートするには最適な時期です。

また、職場が変わったり、引っ越しをしたりと自分自身を取り巻く環境が変わった方もいると思いますが、いかがでしょうか。さて、今更ながら「人は環境の変化に弱い」とも言います。

それは、単に職場や住んでいる場所が変わったと言うことだけでなく、自分自身を取り巻く人たちも変わるからだと思います。

例として、「以前の職場ではランニングをしている方もいたが、新しい職場ではランニングどころかスポーツをしている方もいない」と、言った環境に変わってしまう方もいるかもしれません。

そうなった場合、走っていること自体を「奇異の目」で見られ、いつの間にか自分自身もランニングから脚が遠のいて…、何てこともあるかもしれません。

しかし、環境が変わることは悪ではありませんが、何かにつけ「きっかけ」になり易いのは間違いありません。特に、ランニングにとって環境の変化は、得てしてマンネリ化に陥ってしまいがちだったトレーニング環境を変えるきっかけにもなります。

トレーニング環境が変われば、トレーニング内容も変わり、自分自身の新しい可能性を見つけ出すきっかけをつかむ可能性もあります。このように、積極的に新しいことを取り入れていくにも良い時期だと思います。

一方で、何事も一気にやり過ぎて、一気に燃え尽きてしまう可能性が高いのも、残念ながらこの時期です。やはり、「人は環境の変化に弱い」ことを自覚し、心と身体にゆとりを持つこと、それを意識することは必要です。

新しい環境に変わった方は、いろいろな意味で前向きな姿勢と気持ちになっていると思いますが、4月はランニングを日課にするため、「一日一汗」あたりを目標に。そして、疲れを感じたら積極的に休養するようにしましょう。

年度末

【年度末】2017年度も今週で終わり、いよいよ2018年度がスタートします。

日本ブラインドマラソン協会主催の強化合宿を3月23日(金)から3泊4日の日程で千葉県富津市富津公園において実施しました。今年度最後の合宿になりましたが、2017年度の強化合宿は、今回で19回目となりました。

本格的な選手強化は、2005年度からでしたが、当時は年間に数回集まるのもたいへんな状況でしたので、本当に充実してきました。あらためて、ご支援ご協力頂いている関係者の皆様方に感謝申し上げます。

さて、マラソンや陸上競技は個人種目と言われていますが、逆にライバルや仲間たちとの切磋琢磨が飛躍のカギになる点は違いありません。そのため、強化合宿の回数を増やしてきたのと、強化指定選手たちの記録向上も間違いなく比例してきました。

特に、視覚障がい選手たちにとっては、ライバルや仲間たちと生活を共にし、大いに刺激し合うことは、「仲間意識の見える化」に直結します。もちろん、この点は健常者も障がい者も同じであり、「集まって同じ目標・目的を目指す」ことの重要性をあらためて感じております。

また、日本ブラインドマラソン協会の強化指定選手の年齢構成は、下が10代、上が60代と、老若男女の集まりです。まさにスポーツ集団と言うより、社会そのものと言った様子です。だからこそ、強化合宿の回数を増やしてきた点が功を奏しているのかもしれません。

2017年度で強化指定選手を離れる選手、2018年度から新たに加わる選手もいますが、強化合宿を通じて、「仲間意識の見える化」を推し進めながら「世界を目指す」。この良い流れは、2018年度も継続していきます。

三寒四温・2

【三寒四温・2】先週は気温が一気に上昇しましたが、今週は一転して真冬に逆戻りとなりました。まさに三寒四温です。

毎週水曜日はスピードトレーニングを実施していますが、選手たちの服装も真冬仕様に逆戻りし、動きも窮屈な感じでした。また、ここまで気象条件が激変すると体調管理はもちろん、怪我や故障が心配になります。

さて、昨年の11月から3月までの間、多くの方がマラソンの記録更新に挑戦したと思います。同時に、ひとりで何本ものマラソンを走った方も多かったと思います。そんな中、その疲労から脚の不調や故障を抱えている方も多いと思いますが、いかがでしょうか。

また、そんな状態にもかかわらず、4月のマラソンを目指している方もいることでしょう。特に、4月までは各地で大きなマラソン大会も多く、「何としても走りたい」と思う方も多いと思います。

特に、怪我や故障がほぼ完治し、何とか走れそうな目処が立ってきた方ほど、遅れを取り戻そうと一気に量と質を上げていこうとします。しかも、怪我や故障が幸いし、身体の疲労は抜けている状態なので、意外と走り込めたりします。

ところが、4月に入ると、この頑張りによる疲労が一気に出てきて、結果的には4月のマラソンをうまく走れないパターンも毎年目にします。こうなると、一気に頑張った分、精神的な落胆も大きくなり、これをキッカケにランニングから遠ざかってしまうパターンも見受けます。

さて、走り込みによる疲労は個人差が大きく、「この調整方法が絶対」と言うようなものはありません。と、言いながら疲労は目に見えないだけで必ず出てきます。特に、怪我や故障明けの場合、最初は慎重に走りますが、痛みや違和感が無いことを確認できると今度は逆に、一気に調子を戻そうとします。

目標のマラソンに向け、順調に走りこめた時でも、その疲労を抜いていくのに2週間から3週間程度の期間をかけて調整していきます。もちろん、それでも失敗の方が多いのかもしれませんが。

そう考えると、怪我や故障明けの方は、走れるようになってもピーク時の7割から8割程度の量と質に抑えた上で、調整に入って行くゆとりが心身ともに必要と、毎年思う時期でもあります。

三寒四温

【三寒四温】今年も早いもので季節は3月中旬に突入しました。そして、毎年のことですが、この時期は寒暖の差が大きく、更に花粉もピークを迎えたこともあり、体調や調子を維持していくのに苦労します。

特に、今年は例年以上に寒暖の差が大きいように感じるのは気のせいでしょうか。

そんな中、日本ブラインドマラソン協会主催の強化合宿を、いつもの千葉県富津市富津公園において、3月10日から2泊3日の日程で実施しました。今回の合宿は、4月にロンドンマラソンと同時開催されるIPCワールドカップマラソンと、かすみがうらマラソンに出場する選手たちがメインでした。

冒頭に記載したとおり、日中の気温も15度をこえてくるので、長い距離を走るには厳しいコンディションになっていきますが、どの選手も40k走をメインに積極的な走り込みをしていました。また、40k走の翌日は久々にトラックにおいてショートインターバルを実施。

逆に気温が上がってくるので、トラックにおいてのスピード練習を本格的に実施していくにはちょうど良い季節でしょうか。今回、200mを20本実施しましたが、どの選手もスピードに乗った良いフォームで疾走していました。

特に、この時期はトラック種目に移行していく時期でもあるので、ショートインターバルはランニングフォームをロードからトラック用に修正していく意味でも効果的です。もちろん、最初から設定タイムを上げ過ぎたりすると、怪我や故障にもつながるので、ゆとりを持った設定タイムは必須です。

また、今回の合宿には、4月からトラック種目を目標にしている若手選手もいましたが、とても力強く伸び伸びとした動きを見せていたので、シーズンインが楽しみになりました。

寒暖の差が大きい時期はもうしばらく続くので、故障や怪我以上に風邪や体調不良には十分な注意が必要です。更に、自分自身を取り囲む職場等の環境も変わる季節なので、見えないストレスをためないようリフレッシュしながら走り込んでいきましょう。

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